発表は2023年1月の予想

アップルが「Reality One」「Reality Pro」など商標申請。VRヘッドセットの準備?

Image:SFIO CRACHO/Shutterstock.com

アップルはAR/VR(拡張現実/仮想現実)ヘッドセットを数年前から開発中であり、ついに2023年1月に発表に踏み切るとの予想が有力となりつつある。それを裏付けるように、同社が複数の「Reality(現実)」を含む商標申請の手続きを始めたことが明らかとなった。

アップルの社内事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、同社の関連企業が「Reality One」「Reality Pro」「Reality Processor」などの名称を申請したと報じている。これまでもアップルがシェル企業(実体のないペーパーカンパニー)を通じて商標登録した前例はいくつもあり、macOSの「Monterey」も発表前にそこから見つかっていた

またアップルの「Reality」ブランドへの関心は、2017年にGurman氏がヘッドセット用の「rOS」ないし「RealityOS」だと報じたころから推察されていた。その後2019年には「RealityKit」という開発者用フレームワークが公開され、ARアプリ作りを支援している。

さらに今年2月には、アップルのオープンソースコードやApp StoreのアップロードログからRealityOSに関する記述も発見されている。そちらはフェイクかもしれないとの指摘もあったが、数ヶ月後にはシェル企業らしき会社がUSPTO(米特許商標庁)にRealityOSの商標を登録したことが判明していた

もちろん登録された商標が、実際のアップル製品に使われる保証はどこにもない(以前もmacOS用のためか、米カリフォルニアの地名を片っ端から登録していた)。しかし、AR/VRヘッドセットは同社にとって初の製品カテゴリであり、「Reality One」はいかにもあり得そうだ。

今年秋にアップルは2回のスペシャルイベントを開催し、まず9月には「iPhone 14」シリーズや「Apple Watch Series 8」、10月の第2弾では次期MacBook ProやiPad Pro、第10世代iPadを発表すると思われる。

このどちらかで、AR/VRヘッドセットに言及される可能性は否定できない。一方で有名アナリストMing-Chi Kuo氏は、前倒しでの発表は量産開始まで時間がかかることや、他社に模倣する時間を与えてしまうリスクがあると指摘していた(6月時点でのことだが)。

ともあれ、スペシャルイベントでは何が起こっても不思議ではない。大型かつ頑丈な「Apple Watch Pro」がサプライズになるとの予想もあるが、それを超える「One more thing」が登場するとも期待したいところだ。

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