ウェブ版は7ドルに値下げして、そちらに誘導?

Twitter有料プラン「Blue」一部値上げか。iPhoneでは8ドルから11ドルに

Image:pnm-stock/Shutterstock.com

当初Twitterは有料プラン「Blue」を11月29日に再開すると述べていたが、イーロン・マスクCEOが予告した12月2日を過ぎた今もなお延期されたままだ。その続報として、iPhoneでのBlueの月額を以前の7.99ドルから11ドルに引き上げる予定との噂が報じられている。ウェブ版の月額料金は7ドルとなり、逆に値下げされるとのことだ。

独自の情報源を持つThe Informationによると、一部の従業員は新価格について説明を受けているものの、マスクCEOは即決する(気まぐれ?)ことで知られているため、計画が変更される可能性があるかどうかは不明とされている。

先日Platformerは、マスク氏がiOSアプリ内購入から徴収される30%のApp Store手数料を回避するために、何かを考えていると予想していた。それをiPhone版の価格を高くすることで、アップルに手数料を差し出しつつ、Twitterの収益を従来通りに保とうとしているようだ。

その一方でアプリ内購入との価格差を設けることで、ほとんどのユーザーはおそらくウェブ上で支払うことになり、実質的にアプリ内課金の手数料を回避できるという目論見だろう。

これまでにもSpotifyやGoogleは、iOSアプリ内購入の価格をウェブよりも高く設定してきた。たとえばYouTubeプレミアムの場合は、iPhoneアプリ経由では月額1550円だが、ウェブ経由では1180円である。つまり「アプリ版では30%のアップル税を上乗せ」しているわけだが、アップルは特に問題視していない。

マスク氏はアップルのアプリストア手数料を「秘密の30%税だ」と批判し、「App StoreからTwitterを削除すると脅された」とも主張していた。その直後にアップルのクックCEOと会談するや、一転して「良い会話ができた」と述べるとともに、アプリストアから削除される可能性についても「誤解が解けた」と態度を軟化させている

その後マスク氏によるアップル批判は、すっかり鳴りを潜めている。もしもアプリ内課金を完全に回避しようとしていたなら、クック氏は本当にTwitterをApp Storeから削除するかどうか決断を迫られるとの指摘もあった。アップル本社での差し向かいの対談で、クック氏がマスク氏に何らかの落とし所を耳打ちした可能性もありそうだ。

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