今週発表、来週iPadOS 16.1と同時期に発売?

新iPad Proや第10世代iPad、「数日内」発表の情報。次期Macは11月の見通し

Image:Kaspars Grinvalds/Shutterstock.com

次期11インチおよび12.9インチiPad Proの発売は間近と見られていたが、(10月16日現在から)「数日のうちに」発表されるとの噂が報じられている。

これはアップルの内部情報に精通するBloombergのMark Gurman記者が、自身のニュースレター「Power On」最新号で述べていることだ。それぞれコード名「J617」と「J620」と呼ばれる11インチと12.9インチiPad Proの新モデルは、最新のMacBook Airと同じM2チップを搭載し、M1採用の前モデルより20%近いスピードアップが実現するという。

新型iPad Proの外観は前モデルと近く、フラットエッジ(側面が平らな)デザインが4年目に突入する見通しだ。他のiPadやiPhoneのデザインとも調和しているため、変えるより維持にこそ意味があるという考えからとのこと。

一時期、11インチモデルに関しては12.9インチと同じミニLEDディスプレイが搭載されるという噂もあったが、今回のニュースレターでは言及されていない。最近では他の情報源も「あり得そうにない」という見解で一致している。

また2022年内にはiPadとMacの派手なイベントはなく、新製品はウェブサイト上で発表されるという、以前の主張が繰り返されている。その理由の1つとして、どれも「スペックアップや見たことのあるデザイン」に留まるとことが挙げられている。もう1つは、2023年初めに噂のMRヘッドセット発表に備えてマーケティング力を節約するため、とのことだ。

他のiPad新製品としては、第10世代iPad(いわゆる無印iPad)が発表され、iPad Proに似たデザインとUSB-Cポートが採用されるとのこと。こちらも多くの噂話と符合しており、Gurman氏は「ここ数年で最も重要なアップデート」になると述べている。

そしてiPadOS 16.1が10月24日の週、すなわち最終週にリリースされる予定との見通しも、先週のニュースレターの再確認である。新型iPadが17~21日発表、24~28日に発売とすれば、タイミングがちょうど合いそうだ。

最後に、(幻に終わりそうな)10月イベントで同時発表の噂もあった新型14インチ/16インチMacBook ProやM2 Mac miniについては、iPad Proと一緒に登場しそうにないという。アップルは11月に新型Macを発売する傾向があるとして、2019年には初代16インチMacBook Pro、2020年には初のAppleシリコン搭載Macを投入したことが例に挙げられている。

それは2021年の10月に14/16インチMacBook Proが発表された事例で覆されそうな感もあるが、ともあれ信頼性の高い記者が「そう考えている」ことは事実だろう。

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