後日ダウンロードで一般提供の予定

Windowsのメモ帳で『Doom』動作。しかも実際にプレイ可能

Image:Samperson/YouTube

そこにディスプレイ内蔵のコンピュータ製品があれば『Doom』を移植するという謎の情熱が、ハッキング界隈には根強く存在している。1996年に登場した『Doom』はFPS(一人称視点シューティング)の元祖的な存在であるためか、DJコントローラーやプリンター、ATMやApple Watchのほか、デジタル妊娠検査器にさえ移植されていた。

それらは一応、グラフィック機能を使っていたが、なんとWindows 10の標準アプリ「メモ帳」(Notepad.exe)を無改造のまま『Doom』を動かした猛者が現れた。

開発したのはYouTuberのSamperson氏。公開された動画では、Windowsのメモ帳ウィンドウ内で『Doom』がいきいきと動作していることを確認できる。どうやって実行しているかは不明だが、ASCII文字を組み合わせて描画できるレンダリングエンジンが使われているようだ。

本動画はスピードアップもされておらず、またNotepad.exeのコードも一切変更していないとのこと。また完全にインタラクティブ(事前にスクリプト等を与えるのではなく)でプレイ可能なライブ映像であり、フェイクは一切ないとも付け加えられている。どのように開発したかは後日明らかにするとともに、ダウンロード可能にして提供する予定とのことだ。

ほかSamperson氏は、マイクロソフトの今は亡き「Kinect」を復活させることにも取り組んでいる。Kinectは、身体の動きや音声によりゲームが操作できるXbox 360用(後にXbox One用の第2世代も登場)周辺機器として、2010年に登場した。当時は高価だったモーションキャプチャ技術を1台数万円で使える手軽さもあり、ゲーム機用としては廃れていったが、医療診断や機械の制御に活用されることも多く、現在ではMRデバイスHololensの補助機器として活躍している。

当時から操作にかなりの難があったKinectを、現代のゲーム機でどうにか蘇らせようとしている(スノーボードゲームなどを自作)Samperson氏の奮闘はとても見ごたえがある。いつの日か、「KinectでDoom」もお披露目されるのかもしれない。

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