元々、初期販売地域は米中のみの予定だった?
iPhone Duo、出荷予定が2027年1月下旬に。発売前から約3か月待ち、「アップルの判断ミス」との批判も

アップル初の折りたたみ式iPhone「iPhone Duo」は、10月16日午後9時から予約注文の受付を開始した。しかし、記事執筆時点(19日午前10時)の日本向け公式オンラインストアでは、ほぼすべての構成で、出荷予定日が2027年1月22日と表示されている。本来の発売日から約3か月後の出荷予定となる
アップルの内情に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者は、この状況を「大惨事(disaster)」と表現。深刻な供給不足が見込まれていたにもかかわらず予約注文を開始した、アップルの判断ミスだと評している。
ガーマン氏は自身のニュースレター「Power On」にて、「率直に言おう。アップルはここで重大な過ちを犯した」と述べている。さらに「需要を満たすことよりも、第1四半期の早い時期に市場投入したいという意向を優先したようだ」と批判。結果として、いち早く手に入れたい購入希望者の多くに長い待ち時間を強いることになり、失望を招くとの見方を示している。
今回の報道によると、アップルは当初、iPhone Duoを米国と中国のみで発売し、その後ほかの国や地域へ展開する計画だったという。しかし最終的には、70か国以上で同時に予約注文を開始。限られた供給を70か国以上の市場で分け合う形となった
iPhone Duoは、アップルにとって前例のない折りたたみ機構や複雑な構造を採用しており、初期出荷台数が大幅に限られるとの報道が相次いでいた。中国メディア「界面新聞」も9月下旬、最終組み立てラインの歩留まり率が60%をわずかに上回る水準にとどまり、状況の改善には少なくともあと半年はかかると報じていた。
ガーマン氏が確認した範囲では、Apple Storeアプリで予約注文の受付が始まった直後、ほぼ全ての構成で配送予定が11月初旬と表示されていたという。その後、11月中旬、11月下旬、12月へと次々にずれ込み、最終的には1月下旬まで延びていったとのことだ。
ちなみに筆者も個人的にナイトスカイ・512GB・SIMフリー構成を選び、予約受付開始から約5分後に注文を完了した。しかし、その時点ですでに到着予定日は11月17日〜11月25日とされていた。
米MacRumorsは、アップルの配送予定日は余裕を持って設定される傾向があり、実際には予定より早く届く場合も多いと指摘している。今回もそうなる保証はどこにもないが、iPhone Duoの生産状況が改善するなど、出荷の前倒しにつながるような続報を待ちたいところだ。
