早めに確保したい人は10月16日午後9時からの予約注文開始を忘れずに

iPhone Duo、発売前から生産に課題か 組立歩留まりは60%台との報道

多根清史

Image:Apple

初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」の発売を23日に控えるなか、量産の歩留まりが60%超にとどまり、初期出荷量がかなり少なくなる可能性があると報じられている。

上海聯合メディアグループのビジネスニュースサイト「界面新聞」は、このニュースを「Foxconnのサプライチェーンに近い」情報筋から得た話として伝えている。台湾企業Foxconn(鴻海)はアップルの主要な製造パートナーであり、ハイエンドiPhoneの組み立てを大量に担っていることで知られている。

歩留まり60%超というのは、最終組立工程でそのまま合格品となるのが6割を超える程度に留まることを意味している。今月初めの正式発表以前から、iPhone Duoには製造上の課題があり、初期生産台数が限られるとの噂やアナリスト予測が報じられていた。

その背景には、いくつかの要因があるとされる。1つは、アップルが厳格な品質基準を緩めていないことだ。サプライチェーン側は、品質基準が緩和されれば、大規模な量産をより早く進められるという。アップルにとっては初の折りたたみスマートフォンであり、実際に生産ラインを稼働させながら、機器や工程、パラメータの調整を重ねる必要があるとのこと。要は、慣らし運転に時間がかかっているようだ。

もう1つは、折りたたみOLEDパネルやヒンジ関連部品の歩留まり不足、納入の遅れ、仕様調整なども影響しているとされることだ。こうしたサプライチェーン上流の問題が解消されれば、その後の組立工場での調整にかかる時間も短縮される見通しだ。

最終組立ラインの歩留まりが成熟水準に達するまでには、少なくともあと半年、場合によっては1年かかる可能性があるという。その結果、2026年に世界向けに用意されるiPhone Duoは約600万〜800万台とされる。

一方、著名アナリストのMing-Chi Kuo氏は7月の予測で、iPhone Duoが予約注文の開始直後に完売し、納期は4〜6週間以上に延び、12月に入っても状況は変わらないと予測していた。また2026年下半期の組立出荷は700万〜800万台程度、第3四半期は50万〜100万台程度とも述べていた。

早めに確保したい人は、10月16日午後9時からの予約注文開始に向けて、万全の準備を整えておく方がよさそうだ。

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