小型iPhoneが苦戦続きだった過去もあり
アップル、「縦折りiPhone」を断念か

アップルは、クラムシェル(縦折り)型のiPhone発売を検討していたものの、魅力的な新機能が見いだせなかったため計画を放棄したとの噂が報じられている。
中国の著名リーカー刹那数码(Instant Digital)氏はWeiboで、アップル社内では縦折り型を「不要」と感じる人が多く、新たな使い道も見いだせていないと述べている。最大のセールスポイントは「スキニージーンズのポケットに折りたたんで入れられる」点にすぎず、それだけではアップル製品の魅力を損ないかねないという。
クラムシェル型は中央で分割される構造のため内部スペースが限られる。その結果、バッテリー容量は制限され、カメラ部品の配置スペースも確保しにくい。もしアップルが単にiPhoneをコンパクトにしたいのであれば、代わりに小型のキャンディーバー(従来の一枚板状)モデルを投入する可能性があると示唆されている。
実際、サムスンの縦折りモデル「Galaxy Z Flip」シリーズには、これらの指摘がかなり当てはまる。最新のGalaxy Z Flip7は画面サイズが約6.9インチだが、バッテリー容量は4300mAhで、背面カメラもメイン+超広角のデュアル構成にとどまる。いずれも同社の非折りたたみフラグシップ「Galaxy S26 Ultra」には及んでいない。
アップルがクラムシェル型iPhoneを検討しているとの噂は、数年前に初めて現れ、その後いったん途絶えた。だが最近では複数の「新型iPhone」の1つとして再び浮上し、2028年発売とする情報も出ていた。
もっとも、これまで小型サイズのiPhoneは成功していない。5.4インチのiPhone 12 miniとiPhone 13 miniが投入されたが、いずれも販売が振るわず、2世代で打ち切られている。こうした苦戦の過去を考えると、クラムシェル型iPhoneが当面棚上げされたとしても不思議ではない。
