今年秋のブック型iPhoneの売れ行きしだい?
アップル、“縦折りiPhone”をテスト中か

アップルが今年秋にも初のブック型(横折り)デバイスを投入すると目されるなか、新たにフリップ型(縦折り)モデルもテスト中であるとの噂が報じられている。
これは中国Weiboを拠点とするリーカー、定焦数码(Fixed Focus Digital)氏がサプライチェーンの情報として主張しているものだ。実現すれば、サムスンのGalaxy Z Flipシリーズやモトローラのrazrといった競合製品と市場を争うことになる。
ただし、同氏は「フリップ型が量産段階に達するかどうかが焦点」とも付け加えており、アップル社内ではいまだ製品化の最終決定には至っていないようだ。
今月初めには、アップルの内部事情に精通するBloombergのマーク・ガーマン記者も、同社が「正方形のクラムシェル型iPhone」を検討していると報じた。一方で同記者は、初の折りたたみデバイスとなるブック型モデルが市場の需要を十分に掘り起こし、顧客が従来のスマートフォンとは異なる多様な形状やサイズを求めるようになるかを見極める必要がある、とも分析している。
アップルは2018年から折りたたみ構造を模索しており、一昨年の時点ですでにクラムシェル型の開発に取り組んでいるとの報道もあった。折りたたみiPadの計画も進んでいるとされ、社内では複数のプロジェクトが並行して動いている模様だ。
先行するブック型モデルは、ビデオ視聴やゲームに適した大型ディスプレイを備え、マルチタスク機能に特化すると見られる。対してクラムシェル型は、携帯性やポケットへの収まりの良さを重視した設計になるだろう。こうした製品の棲み分けは、すでにサムスンのGalaxy Z FlipとFoldが実践している通りだ。
初の折りたたみiPhoneのスペックについては、7.8インチのメインディスプレイ、5.5インチのカバーディスプレイ、電源ボタン内蔵のTouch ID、デュアルカメラ、A20 Proチップ、そして独自の「C2」モデムを搭載すると予測されている。価格は2,000〜2,400ドル(約30〜37万円)に達するとの推計もあり、市場がどのような反応を示すかが注目される。
