AMDの注力はエンタープライズとのこと

次世代Xboxの登場時期、AMDのCEOが示唆。搭載予定チップは「2027年の発売に向け順調」

Munenori Taniguchi

Image:Jim1982/Shutterstock.com

AMDのリサ・スーCEOは、2025年第4四半期決算の発表でValveがAMD製SoC搭載のSteam Machineの出荷を今年初めに開始する予定だと述べたのに続けて、AMDのセミカスタムSoCを搭載したマイクロソフトの次世代Xboxの開発が「2027年の発売に向けて順調に進んでいる」と発言した。

この発言だけでは、必ずしもマイクロソフトが2027年に次世代Xboxを発売するとは限らないが、少なくともAMDは2027年の発売に対応できるよう動いている模様だ。

Xboxシリーズを展開するマイクロソフトは長年、AMDとのパートナーシップにより、セミカスタムのSoCを搭載してきた。その最新例は携帯型ゲーミングPCであるASUSのROG Xbox Ally Xだが、両社は昨年6月に、次世代Xboxにおいてもこれまでと同じように提携していくことを発表済みだ。

また、Xbox社長のサラ・ボンド氏は昨年、マイクロソフトとAMDのコンソールに関する複数年にわたる提携を発表している。ボンド氏は将来のXboxゲームに人工知能(AI)と機械学習を採用する予定だと述べ、「リビングから手のひらの上まで」をカバーする複数のデバイスを共同開発することも示唆していた。

次世代Xboxの登場時期はまだ公表されていない。詳しい仕様などもわかってはいないが、著名リーカーのMoore’s Law is Deadが流した情報では、開発コード名を「Magnus」という次世代APUにZen 6、Zen 6c CPUコアと、RDNA 5アーキテクチャーのGPUコアを搭載する可能性があるとされている。

なお、もし次世代Xboxが2027年に発売になるのなら、それはこれまでに知られていたこととはやや異なる展開になる。マイクロソフトがActivision Blizzardの買収をめぐりFTCを相手に起こした訴訟では、マイクロソフトは次期Xboxをローカルハードウェアとクラウドコンピューティングを組み合わせた「ハイブリッドゲームプラットフォーム」にする予定だったことが内部の文書から明らかにされていた。

また、そこには次期Xboxの発売が2028年と記載されていた。文書に書かれていることは最終決定ではない可能性もあり、特に製品の発売時期については常に流動的だが、2020年に発売された現行のXbox Series XとXbox Series Sが、Xbox Oneほど売れていないことは、次世代モデルの登場スケジュールを前倒しする可能性も否定できない。

ちなみに次世代Xboxの話も気になるところだが、決算発表でスーCEOは、最近のRAM価格高騰を受けて「われわれの注力分野はエンタープライズだ」と述べている。

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