今年のSeries 11は見送ってもいいかも
2026年のApple Watchは「Touch ID搭載」など大幅アップグレードか

2026年のApple Watchは大型アップグレードが予定されており、指紋認証のTouch IDが搭載される可能性があることが明らかになった。
Macworldが発見した内部開発者用コードには、2026年以降のApple Watchに関する新情報が含まれていたという。その中でも注目すべきはTouch ID導入の試みである。
コード内には「AppleMesa」というTouch IDの内部コード名が記されており、アップルがApple Watchでの生体認証を進めていることを示している。2025年モデル(Series 11)を含む従来のApple Watchには、この記述は存在しないとのことだ。
現時点でTouch IDはまだプロトタイプ段階にあり、どのような形で搭載されるかは不明である。アップルは過去にサイドボタンへの指紋認証搭載に関する特許を取得していたが、ディスプレイ下や裏面に設置される可能性もある。
Apple WatchにTouch IDが導入されれば、セキュリティは一段と強化され、パスコードへの依存も軽減される。特にApple Payのような決済システムは、ウォッチ本体での生体認証により大幅に安全性が向上するだろう。
今回のコードによれば、2026年モデルは「N237(Apple Watch Series 12)」「N238(同セルラーモデル)」「N240(Apple Watch Ultra 4)」が「Watch 8」シリーズとして分類されている。これらはSeries 9から11の「Watch 7」シリーズとは異なり、新しいCPU「T8320」を搭載し、大きな性能向上が期待できる。
一方、2025年モデルは3年連続で同じ「T8310」系CPUを搭載する見通しだ。なお、Series 11ではCPUコアはそのままに、アップル独自開発のWi-Fi+Bluetooth統合チップを搭載する可能性もある。
先日、台湾の電子業界誌DigiTimesは、次世代Apple Watchが大幅なデザイン変更やセンサー刷新を予定していると報じており、今回の情報を裏付ける形となっている。良好なレスポンスやApple Intelligenceのスムーズな動作を求めるなら、今年は静観し、2026年秋まで待つのが賢明かもしれない。