初代モデルでは画面のシワ軽減を最優先かも
折りたたみiPhone、Galaxy Z Fold7より安い可能性。ただし薄さは妥協か

アップルが開発中とされる折りたたみ型iPhoneに関して、価格や厚みに関する新たなリーク情報が相次いで報じられている。
大手金融グループUBSの分析によれば、アップルの高いコスト管理能力により、折りたたみiPhoneの米国販売価格は1,800〜2,000ドルという比較的低めの価格設定が可能になるという。これは、サムスンの「Galaxy Z Fold7」(1,999ドル〜)と同等、あるいはそれを下回る水準となる。
なお、同じUBSから「2,000〜2,400ドルになる」との予測も出されていた。これが異なるアナリストによる見解なのか、同一人物による数値修正なのかは明らかではない。
さらに、中国のSNS「Weibo」で140万人超のフォロワーを持つ著名リーカー・刹那数码(Instant Digital)氏は、折りたたみiPhoneの展開時の厚さについて「少なくとも4.8mm以上になる」と発言している。数か月前にはアナリストのMing-Chi Kuo氏が展開時の厚さは4.5mmになると予測していたが、それよりも若干厚くなる可能性が高いようだ。
なお、刹那数码氏は過去にiPhone 14/14 Plusのイエローモデル追加や、iPad Airのフロントカメラ配置が変更されることなど、他のリーカーに先駆けた正確な情報を提供してきた実績がある。ただし、すべての情報が的中しているわけではなく、一定のバラつきがある点は留意すべきである。
サムスンの最新機種「Galaxy Z Fold7」は、展開時の厚さが4.2mmであり、仮に新型折りたたみiPhoneが4.8mm以上となれば、わずかに分厚い設計となる。ただし、アップルは初代折りたたみモデルでは画面のシワの軽減を最優先し、薄さでは妥協する可能性もある。
現在伝えられている折りたたみiPhoneの予想スペックは以下のとおりである。
- 7.8インチ内側ディスプレイ(折り目の目立たない設計)
- 5.5インチ外部ディスプレイ
- 背面に2カメラ、前面1カメラ
- Face IDではなくTouch ID搭載電源ボタン