120Hzではなく60Hz止まりの可能性

「有機EL版iPad mini」のディスプレイがテスト中?サムスンが製造か

Image:Framesira/Shutterstock.com

アップルが現在、次期「iPad mini」用の有機ELディスプレイを評価中であると、著名リーカーが主張している。

この情報は、中国のSNS「Weibo」などで活動しているDigital Chat Station(数码闲聊站)氏によるもので、複数の大手ブランドの次期タブレットに関する予想の中で述べられたものである。

さらに同氏は、この有機ELディスプレイがサムスン製であり、現行のiPad miniに採用されている60Hzの液晶ディスプレイと比べ、リフレッシュレートが高いかどうかは不明だと付け加えている。

昨年5月には、サムスンディスプレイが将来のiPad mini向けに8インチの有機ELパネルのサンプル開発を開始し、2025年後半には天安の施設で量産をスタートする計画であると報じられていた。また、その記事では、アップルが2026年にiPad miniおよび「iPad Air」に有機ELパネルを導入するとされていた。

この見通しは、ディスプレイ業界の調査会社Display Supply Chain Consultants(DSCC)が2024年12月に発表した見解とはやや異なっている。DSCCは、8.5インチの有機ELディスプレイを搭載したiPad miniが2026年に発売され、11インチと13インチの有機ELディスプレイを搭載したiPad Airは2027年に登場すると予想している

有機ELディスプレイは、自発光する素子を個別に制御できるため、液晶ディスプレイと比べて鮮やかな色再現と深い黒の表現が可能である。加えて、極めて高いコントラスト、非常に速い応答速度、残像の少なさ、広い視野角、そして薄型・軽量な設計が実現しやすいという利点がある。すでにiPhoneシリーズはすべて有機ELパネルへと移行しており、2024年5月に発売された現行「iPad Pro」もこれに続いている。

なお、iPad ProはツースタックLTPO(低温多結晶酸化物)有機ELパネルを搭載している。一方、将来のiPad miniおよびiPad Airには、シングルスタックLTPS(低温多結晶シリコン)パネルが搭載されると見られている。そのため、輝度が低く、画面の寿命が短いほか、最大120Hzの可変リフレッシュレートには対応しない可能性が高い。

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