「iOS 18対応モデルすべてサポート」のため新機能は控えめ?

iOS 19は旧モデルの足切りなし、iPadOS 19は第7世代iPad等がサポート打ち切りか

Image:DenPhotos/Shutterstock.com

アップルが年次開発者会議「WWDC」にて次期OSのメジャーアップデートを正式発表するまで半年近くもあるなか、早くも「iOS 19」や「iPadOS 19」ではどの機種がサポート対象になるかとの噂が報じられている。

今回の情報源は、フランスのテック系サイトiPhoneSoftだ。同サイトはiOS/iPadOSの対応モデルにつき正確なリークを何度も伝えており、iOS 16で初代iPhone SEとiPhone 6sが対象外となること、iPadOS 17では初代iPad Proと第5世代iPadのサポートが打ち切られることを的中させていた

報告によると、現在iOS 18が動くすべてのiPhoneモデルは、iOS 19でもサポートされる予定だが、一部の機能は新しめの機種に限られる可能性があるとのこと。すでにiOS 18.xでも、AI機能「Apple Intelligence」はiPhone 15 ProモデルやiPhone 16シリーズ限定であり、想定の範囲内である。

とはいえ、2018年に発売されたiPhone XSやXRなど、古い機種でもあと1年以上はOSアップデートの恩恵を受けられることになる。

その一方、iPadの一部はiPadOS 19へのアップデートが打ち切られる予定だという。具体的には、A10チップ搭載のiPad(第7世代/2019年発売)とiPad Pro(2017年発売)とされている。

これらは、iPadOS 18でもサポート終了と噂されたことがあった。iPhoneやiPadに搭載されるAシリーズチップのうち、A11以前には修正不可能な脆弱性が見つかっており、むしろOSアップデートの恩恵を長らく受けられた印象もある。

これにより、iPadOS 19では最低プロセッサー仕様がA12に引き上げられる。アップデート対象は、次の通りとなるようだ。

  • iPad mini(第5世代以降)
  • iPad(第8世代以降)
  • iPad Air(第3世代以降)
  • iPad Pro(2018年以降)

iOS 19とiPadOS 19は、2025年6月から開発者向けにプレビュー版が公開され、2025年9月頃に一般公開される見通しだ。

どのような新機能が追加されるかまだ明らかではないが、BloombergのMark Gurman記者はiOS 18.xの機能開発に時間がかかっているため、iOS 18のスケジュールが多少遅れていると述べていた。またiPhoneSoftは、旧機種が足切りされないため、Apple Intelligence以外の強化は小幅にとどまると示唆している。

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