Xbox携帯ゲーム機は登場しなさそう
SteamOS搭載の新型ゲーム機を発表?レノボのイベントにValve幹部が登場
数日前、中国レノボが携帯ゲーミングPC “Legion Go” シリーズの未発表モデル3つを準備中であり、うち1つはゲームに特化したSteamOS搭載を示唆する画像も登場していた。それを裏付けるように、同社が2025年初頭のCES 2025直前に、SteamOSを提供するValveの幹部を「携帯ゲーミング端末の未来」と題したイベントに招くことが明らかとなった。
The Verge編集者のもとに、レノボから「携帯ゲーム端末の未来がCES’25にやって来る!最前列の特等席を用意している」とのメールが届いたという。
2025年1月7日(CES 2025の初日)に「Lenovo Legion x AMD: The Future of Gaming Handhelds」というイベントを開催し、ValveのSteamOSおよびSteam Deckの共同設計者であるPierre-Loup Griffais氏が特別ゲストとして登場するとのことだ。
レノボの招待状では、同氏をValveの「チーフデザインアーキテクト」と呼んでいるという。Griffais氏はSteamOSやSteamDeckに関するインタビューにたびたび登場しており、事実上の広報担当といえる人物だ。
ほか、マイクロソフトからもJason Ronald氏が「次世代担当副社長」として出席するとのこと。同氏はXboxゲームデバイスおよびエコシステム担当副社長であり、Xbox Series Xの開発を主導したことでも知られている。
先日のリークは、大型のLegion Go後継機は前モデルと同じくWindowsを搭載する一方、小型の「Legion Go S」はWindowsモデルとSteamOSモデルの2種類があると示唆していた。つまりマイクロソフトとValveの幹部が登壇する意味があるというわけだ。
また、これらデバイスの全てではないにせよ、一部にはAMDの未発表チップ「Z2 Extreme」が搭載される可能性が高いだろう。小型のLegion Go Sには、Z1 Extreme(現行のLegion GoやASUS Rog Allyに使用)ほど高性能ではないチップを採用するとの噂もあった。
その一方で、Xbox携帯ゲーム機がサプライズとして登場する可能性は低そうだ。マイクロソフトのゲーム部門トップであるPhil Spencer氏は開発中だと認めつつ、まだ数年先のことだと示唆している。
- Source: The Verge