大型画面をカバンに入れるには折りたたみが不可避

アップル、約20インチの折りたたみiPadを2028年発売か。macOSアプリも動く可能性

Image:Orange Dragon Studio/Shutterstock.com

アップルは同社初の(ディスプレイ)折りたたみ型デバイスを発売する予定だと複数の大手メディアが報じている。いずれも、大型デバイスであることは一致している。

同社が折りたたみ製品を開発しているとの噂は、数年前から報じられてきた。2024年発売との予想もあったが、いまだに実現していない。が、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者によると、ついに2028年発売に向けて本格的に動き出したようだ。

この製品をGurman氏は「2台のiPad Proを並べたサイズに広がる、巨大なiPadのようなもの」と表現している。また、アップルは画面からシワをなくすことを目指しており、実際に進歩があったという。現在の試作機では折り目はほとんど目立たないが、完全には排除できていないとのことだ。

折りたたんだ状態から広げると、ディスプレイは20インチ程度になるようだ。2枚の画面をヒン人でつなぐのではなく「途切れることのない1枚のガラス」とするため「ハイエンドデバイス」になるとして、かなり高価だと示唆されている。

本製品のターゲットは、ゲーマーやソフトウェア開発者など「可能な限り大きな画面」を求める人々とされている。13インチ以上のモバイル製品をバックパックに放り込めるようにするには、折りたたみ可能にするのが唯一の道というわけだ。

搭載OSについては、Gurman氏はiPadOSをベースにする可能性が高いとして、Mac/iPadのハイブリッドになるとの予想(期待)を否定している

が、このデバイスには両方の要素が備わっているという。「2028年までに、iPadOSはmacOSアプリを実行できるほど十分に発展しているはず」とのことだ。

ほぼ時を同じくして、The Wall Street Journalもアップルが「2つの折りたたみ式デバイスを計画している」報じている。うち1つが「ラップトップとして機能する大型デバイス」「一部のデスクトップモニターとほぼ同じ大きさ(約19インチ)に展開する」としており、Gurman氏の情報と一致している。

関連キーワード: