高価なモデルは有機ELオプションあり?

レノボ、携帯ゲーミングPC「Legion Go」の後継機を3つ準備中? 1つはSteamOS搭載か

Image:レノボ・ジャパン/YouTube

中国レノボが、携帯ゲーミングPC「Lenovo Legion Go」の廉価モデルおよび後継機を準備中であるとして、著名リーカーが製品の画像を公開している。

信頼性の高いリーカーのEvan Blass氏は、まず未発表の「Lenovo Legion Go S」の画像をX上でシェアした。標準でコントローラーは備えているが、Legion Goのように着脱式ではなく本体に固定され、十字キーは円形パッドに変更されている。背面にキックスタンドはなく、両手で支え持つ遊びかたを想定しているようだ。

Image:Evan Blass/X

これに先立ち、Windows情報サイトWindows Centralも廉価モデルとして「公式レンダリング画像」を掲載しており、初出というわけではない。

今回の画像で注目を集めているのは、白と黒の2バージョンあり、黒いモデルのディスプレイ左側にSteamボタンがあることだ。白いモデルには同じボタンはなく、WindowsおよびSteamOS搭載モデルの2つが存在している可能性を示すものだ。

Image:Evan Blass/X

数か月前、ValveはSteamOSでASUS Rog Allyをサポートすることを明らかにしていた。その一方で、レノボとの協力が進んでいても不思議ではない。

さらにEvan Blass氏は、もう1つの未発表Legion Goデバイス画像をThe Vergeに提供した。

Image:Evan Blass/The Verge

画面サイズは現行モデルと同じ8.8インチであり、着脱式コントローラーやキックスタンドも備えている。またコントローラーの1つをドックに載せて、縦型マウスとして使える「FPSモード」も引き継ぐとのことだ。

Image:Evan Blass/The Verge

しかし、オプションの1つでは、現行モデルの8.8インチIPS液晶を、同サイズの有機ELパネルに置き換える可能性もあるという。Steam Deck OLEDのように発色が改善され、黒の深みが増し、レスポンスも向上すると期待できそうだ。

携帯ゲーム機のネックとなるバッテリー持続時間や、拡張性につながる外部ポートについては、一切の情報が提供されていない。搭載プロセッサーは、Rog AllyやLegion Goに使われたAMD Z1 Extremeの後継である「Z2 Extreme」が有力視されているが、詳細は不明である。

これら3つの携帯ゲーミングPCは、来年初めのCES 2025でお披露目されるかもしれない。

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