ロシアのリーク動画は本物だと著名ジャーナリストが主張
M4 MacBook Pro、10月内の発表に向けてサプライチェーンが準備中か
アップルのサプライチェーンが、今月中に発表予定のM4 MacBook Proモデルに向けて準備を進めていると台湾メディアDigiTimesが報じている。
最新記事によると、最新のM4チップを搭載した新型MacBook Proを発表する見通しであり、関連部品の出荷が増加する可能性があるとのことだ。この傾向は「Jarllytec(タイに拠点を置く企業)やShin Zu Shing(ノートPC用のヒンジなどを製造する台湾企業)など、部品メーカーの9月の収益報告書にも明らか」とのことだ。
アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、2024年内に初のM4シリーズチップ搭載が発表予定だと何度も主張してきた。その内訳はM4チップを搭載した14インチMacBook Pro、「M4 Pro」および「M4 Max」搭載の14/16インチMacBook Pro/M4チップ搭載iMac、そしてM4/M4 Pro搭載でApple TV並みに小さくなったMac miniといった具合だ。
すでにアップルはM4ベースチップ搭載のiPadProを発売しているが、M4 ProおよびM4 Maxは未発表のままである。また、M4 Macと同時に登場が予想されたiPad mini(第7世代)は、数日前に発表済みである。
M4チップ搭載の14インチMacBook Proは、今月初めにロシアでの「開封動画」と称するものが出回っていた。箱のステッカーは偽造が容易でありフェイクではないかとの声もあったが、Gurman氏は情報源から本物だと確認が取れたと述べている。アップルはロシアでの販売を停止しているが、EUに送られる前に盗まれたものだと推測していた。
ちなみに、偽造品と主張する人々は根拠の1つとして「M3 MacBook Proと壁紙が同じ」だと指摘していたが、第7世代iPad miniの壁紙も第6世代とほぼ同じである。
上記の開封動画が本当であれば、ついにMacBook Proの基本RAM容量が8GBから16GBに格上げされる可能性がある。リークされた14インチMacBook Proは、外観のデザインこそ大きな変更はないが、Thunderbolt 4ポートが前モデルの2つから3つへと増えていた。
これらM4 Macを、アップルがバーチャルイベント(ネット動画)を開催して発表するのか、あるいは公式サイトのプレスリリースで済ませるのか、現時点ではまだ明らかになっていない。いずれにせよ、登場は間近に迫っているようだ。