元トロ・ロッソのダニール・クビアト選手も登場予定
AIロボットカーレース「A2RL」が鈴鹿に上陸。スーパーフォーミュラ最終戦で元F1ドライバーとデモ走行
日本の最高峰フォーミュラカーレース「全日本スーパーフォーミュラ選手権」を開催する日本レースプロモーション(JRP)が、11月9~10日に三重県・鈴鹿サーキットで開催されるスーパーフォーミュラ最終で、自動運転化されたフォーミュラカーによるカーレース「Abu Dhabi Autonomous Racing League(A2RL)」のデモンストレーション走行を行うことを発表した。
A2RLは今年4月にアブダビで初開催され、YouTubeを通じて世界中の人々がその様子を見守った。出場各チームの自動運転ソフトウェア技術やノウハウの蓄積が足りないためか、レースそのものは幾分ドタバタしたり間延びしたりしたが、それでもほとんどのチームがマシンをチェッカーフラッグの下へと走らせ、この新しい分野の可能性を垣間見せることに成功した。
A2RLを運営するASPIREは、JRPとのパートナーシップにより、スーパーフォーミュラ用のマシン「ダラーラ SF23」をA2RLロボットカーのベース車に採用し、タイヤもスーパーフォーミュラと同じ横浜ゴム製カーボンニュートラルタイヤを使用するなど、非常に日本と縁の深いマシンになっている。これにドライバーの代わりとなる自動運転AIユニットを搭載して、無人でサーキットを走行するわけだ。
11月のスーパーフォーミュラ最終戦では、11月9日(土)にAIロボットカー同士のデモレースが行われ、翌10日(日)には、元F1ドライバーのダニール・クビアト選手がSF23に乗り込み、AIロボットカーとともに走行する予定となっている。クビアト選手はピットウォークやイベント広場でのトークステージにも参加するとのことなので、こちらもファンならチェックしたいところだ。
全日本スーパーフォーミュラ選手権は、レッドブルF1チームの育成ドライバーとしてF1を目指す岩佐歩夢選手をはじめ、国内で最も速いレーシングドライバーたちが参戦している。今週末の10月12~13日には、静岡県の富士スピードウェイで第6~7戦が開催される。
- Source: JRP