ついにTouch ID搭載iPhoneが生産終了?

Face ID搭載の「iPhone SE 4」と次期「iPad Air」、2025年初めに発売か

Image:Vladimir Razgulyaev/Shutterstock.com

アップルは2025年初めに、廉価iPhoneの次期モデル「iPhone SE 4」を発売すると複数の情報源が伝えてきた。同時期に、新型「iPad Air」と専用キーボードの後継モデルも登場すると著名ジャーナリストが報じている。

同社の内部事情に精通するBloombergのMark Gurman記者は、開発コード名「V58」のiPhone SE 4の量産が近づいていることを事情に詳しい関係者から聞いたと述べている。2022年に発売された第3世代モデルから3年ぶりのアップデートとなる見通しだ。

今回の記事でも、Gurman氏はiPhone SE 4のデザインがiPhone 14に似ており、Apple Intelligenceに対応するとの予想を再確認している

つまり廉価モデルも液晶から有機ELディスプレイに移行することや、Apple Intelligenceの動作に必要なA18チップやRAM 8GBの搭載を示唆しているようだ。

しかし、背面カメラについてはiPhone 14と異なり、シングルカメラのみになるとの予想が有力だ。もっとも、画素数は12MPから48MPに強化されると見られている

iPhone 14と同様の全画面デザインとなれば、生体認証技術がTouch IDからFace IDに変更される可能性が高い。かつてはiOSの象徴だった指紋センサー内蔵のホームボタンが、ついに最新iPhoneから姿を消すことを意味する。

現行の第3世代iPhone SEは6万2800円(税込)~だが、後継モデルがこの価格を維持するのかどうかは不明だ。Gurman氏は「SEを近代化して、よりハイエンドの兄弟のように見せることで、価格重視の買い物客を惹きつける」と述べており、若干の値上げを匂わせているようだ。

かたやiPad Airは、今年5月に新型の11インチと13インチが登場したばかりだ。Gurman氏は両モデルの開発コード名が「J607」「J637」としつつ、「内部の改善に焦点を当てる」以上の詳細は述べていない。搭載チップにも触れていないが、現状のM2以上となればM3かM4しか選択肢がないだろう。

またアップルはこれを機に、iPad Air用の新型Magic Keyboardも投入する予定だという。M4 iPad Pro用のように、ファンクションキーを追加したり、より使いやすい大型のトラックパッドが搭載される可能性が高そうだ。

さらに新型「iPad mini」(コード名「J410」)は2024年末までに登場するとのこと。M4 MacBook ProやiMac、Mac miniが登場するという10月のイベントでお披露目されるのかもしれない。

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