価格はどうなるのか不明

iPhone SE 4の予想画像が公開。48MPカメラとアクションボタン搭載で2025年発売か

Image:AppleTracks/YouTube

アップルの廉価モデルiPhone SEの次世代モデル、通称「iPhone SE 4」が開発中であることは複数の情報源が伝えており、疑う余地は少ない。特に米MacRumorsは9月末、「iPhone 14ベースで背面カメラを12MPから48MP、アクションボタン採用」と主張したのに続き、先日もわずかに軽くなる(14よりカメラが1つ減るため)と追加情報を届けていた

それに続き、アップルのリーク情報に詳しいAppleTrackが、iPhone SE 4の予想CG画像を公開している。

本製品はミドルレンジを目指していると予想されるため、ProモデルのProMotion(1Hz~120Hzの可変リフレッシュレート)は搭載されないという。それはiPhone 14標準モデルの仕様と変わらず、今後もSEシリーズでは維持されるのかもしれない。

iPhone 14と異なる点は、Lightningポートに代えてUSB-Cポートを搭載し、背面にはデュアルカメラではなく48MPカメラが1つのみ。

Image:AppleTracks/YouTube

また、ダイナミックアイランド(画面上部の楕円状スペース)は採用されずノッチ(切り欠き)を備える。iPhone 15シリーズでは全モデルがダイナミックアイランドに移行したため、この機種がノッチを備えた唯一の将来モデルとなる見通しだ。

Image:AppleTracks/YouTube

今回の予想画像で注目すべきは筐体の右側、音量ボタンの上にサイレントスイッチに代えてアクションボタンが搭載されている点だろう。

このボタンはiPhone 15 Proモデルに初採用され、様々な機能を割り当てるカスタマイズが可能だ。もっともiPhone 15 Pro発売直後は、正確な情報をつかんでいなかったサードパーティ企業が「ボタンの部分を切り抜いただけ」(スイッチ方式でも使えるよう)の非純正ケースを発売してしまい、非常に押しにくかったために返品騒ぎもあった。

iPhone SE 4の発売時期は、2025年説が有力となりつつある。それは本機種がアップル独自開発モデムのテストケースも兼ねているものの、そちらの開発が難航しているとみられるからだ。クアルコム製の5Gモデムは高価なため、比較的安価なSEには載せたくない(第3世代は5G対応だが)事情もありそうだ。

ともあれ、広い客層を意識したiPhone SEシリーズであれば、豊富なカラーバリエーションも期待できるはず。2年後になったとしても「USB-Cとアクションボタン、強力な48MPカメラを搭載したiPhone 14」の魅力は衰えないだろう。ただし、価格も現在の第3世代と同レベルであれば……という条件が付きそうだ。

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