プロセッサーはTensor G3改良型に留まるとの噂も

「Pixel 9 Pro」予想画像が公開。6.5インチに小型化、カメラバーもデザイン変更か

Image:Craig Russell/Shutterstock.com

GoogleがPixel 8シリーズを発売してから数か月しか経っていないが、早くも「Pixel 9 Pro」の予想画像が公開されている。

これはインドメディアのMySmartPriceが、著名リーカーのOnleaks協力のもとに作成した「5Kレンダリング」だ。両者は、以前もPixel 8につき正式発表前に正確な情報をリークしていた

今回の情報筋によれば、Pixel 9 Proは6.5インチのフラットディスプレイを搭載し、前モデル(6.7インチ)よりも小さくなるとのこと。ベゼルもさらに薄くなり、かなりコンパクトになるようだ。また本体のエッジも角張った形となり、iPhone 15シリーズに雰囲気が近くなっている。

Image:MySmartPrice, Onleaks

さらに背面カメラバーのデザインも、変更が見てとれる。前モデルでは横幅一杯に広がっていたが、後継機ではPixel Foldのように横長の楕円形の中にトリプルカメラが配置されている。

また、前モデルのペリスコープ望遠レンズ(レンズやミラーにより光の向きを変え、本体に対して横方向にレンズを置く方式)を踏襲。ほか、イメージセンサーを大型化し、可変絞りを搭載する可能性が高いとのことだ。

電源ボタンと音量ボタンが本体の右側にあることも、Pixel 8 Proと同じ。ただしSIMカードトレイは左側から底面に移され、USB-Cポートと横並びとなるようだ。

引き続き温度センサーが搭載されるかどうかなど、詳しい仕様はまだ分かっていない。搭載プロセッサーの「Tensor G4」は現Tensor G3の改良型に留まるとみられ、フルカスタムかつTSMC製造(G4まではサムスン製造)と噂される「Tensor G5」までは大幅な強化は望みにくいだろう。

サムスンはGalaxy S24シリーズで「Galaxy AI」を打ち出し、今年秋には「iPhone 16」シリーズもやって来る見通しだ。そんな激戦のなかでGoogleは、次期Pixel 9シリーズのデザインを洗練することで存在感を際立たせる狙いかもしれない。

関連キーワード: