iPhone 15 Proの過熱問題を反省?
「iPhone 16」シリーズは新たな冷却システムを搭載か
今年のiPhone 15 Proモデルは、発売当初は過熱問題が報告されたこともある。すでにiOS 17.0.3アップデートにより対処され、性能の低下も見られなかったが、歴代iPhoneを通じても異例の事態だったのは確かだ。
そうした現象に対応するため、2024年のiPhone 16シリーズでは新たな冷却システムを導入する予定だと著名リーカーが主張している。
アップル製品の試作品コレクターとして知られるKosutami氏はXにて、アップルがiPhone 16シリーズ向けグラフェン(結合炭素原子のシート状物質)製の冷却システムを開発している一方で、Proモデルには過熱を抑えるためバッテリーケースを金属製に変更する可能性があると主張している。
最近のハイエンドスマートフォンは動作周波数の高いプロセッサーを搭載していることから、特に負荷の大きなゲームプレイ時に「過熱と冷却」問題が置きやすい。たとえばサムスンのGalaxy S23シリーズもベイパーチャンバー冷却システムを搭載することで、最適化されたゲーム環境を提供するとアピールしていた。
グラフェンは熱伝導率が高く、現在iPhoneのヒートシンクに使われている銅を上回る。アップルは数年前から放熱用途でグラフェンに注目しており、発熱部を覆って効果的に熱を逃がす特許を取得していた。
またApple Watch Series 7以降のバッテリーは、それ以前のパウチ(ラミネートフィルムで覆う)から金属筐体へと変更した。もしも同様のことがiPhoneでも実現すれば、熱対策のほか安全性が高まる可能性もありそうだ。
- Source: Kosutami(X)
- via: MacRumors