アップルは急きょ製品名を変えることが珍しくありません

iPhone 15最上位モデルは「iPhone 15 Ultra」説が急浮上

Image:mokjc/Shutterstock.com

次期「iPhone 15」シリーズのうち、最上位モデルは「Pro Max」から「Ultra」に移行するとの噂が一時あったが、まもなく立ち消えとなっていった。しかし、再び「iPhone 15 Ultra」になるという説が急浮上している。

そもそも「Ultra」説は、アップルの社内情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者が発端である。近年のiPhoneは3年間隔でデザイン刷新しており、2023年はリニューアルの年に当たるとして、iPhone 12以来の「Pro Max」ブランドを「Ultra」に置き換えるかもしれない、とのことだった。

さらに著名アナリストMing-Chi Kuo氏ほか複数の情報筋も「iPhone 15 Ultra」を有力視していた。だが、当のGurman氏が2023年には「Ultra」は見送られ、早くても2024年になると軌道修正した経緯がある

しかし今週、米AppleInsiderのライターAndrew O’Hara氏は「iPhone 15 Ultra」が復活したと主張している。

複数の情報筋によると、アップルは本当にPusサイズ(6.9インチ)のProモデルに「iPhone 15 Ultra」の名前を使うとのことだ。

アップル未発表製品につきO’Hara氏の実績はあまり多くないが、それでも第2世代AirPods Proの正確なレンダリング画像を正式発表前に公開していたことがある

さらに興味深いのは「iPhone 15 Ultraには、より大きなディスプレイと10倍のペリスコープ望遠レンズが搭載される」と主張していることだ。

特にペリスコープ望遠レンズ、つまり光学倍率が10倍に上るという説は、おそらく初出だろう。これまでは5~6倍との予想が主流であり、それは上記のKuo氏のほか、米MacRumorsも独自の情報筋を元にそう主張していた

アップル製品のネーミングは、機密漏えい対策のためか、発売直前に急きょ変更されることも珍しくないようだ。

たとえばAirPods Maxは長らく「AirPods Studio」になると噂されていたし、最近ではAR/VRヘッドセットVision ProのvisionOSは “xrOS” と予想されていた。

またiPhone 14の6.9インチモデルが「iPhone 14 Max」になると発表直前まで噂されており、的中率の高いリーカーShrimpApplePro氏でさえ予想を外していたことがある。

今年もまた、「iPhone 15 Pro Max」説と「iPhone 15 Ultra」説が、公式発表までせめぎ合いそうである。

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