iPhone 15 Proでは物理ボタン、16 Proでは感圧式ボタン?

「iPhone 15 Pro」では電源オフや再起動がアクションボタン+サイドボタンに変更か

Image:Diego Thomazini/Shutterstock.com

ここ最近のiPhone 14シリーズ等は、サイドボタン(電源ボタン)と音量ボタンの組み合わせにより電源オフおよび強制的な再起動を行える。が、次期「iPhone 15 Pro」モデルでは新たな「アクションボタン」が導入されることで、この操作が変更されるとの噂が報じられている。

現行のフラグシップ機での電源オフは、いずれか片方の音量ボタンとサイドボタンを長押しし、電源オフスライダを呼び出す。そして強制的な再起動は音量を上げるボタンを押して素早く離し、次に下げるボタンでも同じ操作をしてから、サイドボタンを押したままにする。どちらも、音量ボタンを使うやり方である。

そしてiPhone 15 Proモデルではサイレントスイッチが廃止され、代わりにアクションボタンが追加されるとの見通しが有力となっている。新たなボタンは、Apple Watch Ultraのアクションボタンのように、カスタマイズできて様々な機能を割り当てられるとみられている

リーカーの@analyst941氏によると、このアクションボタンは電源オフ/リセット時に音量ボタンの役割を担うという。すなわち音量アップ+サイドボタン等の操作はなくなり、手順はそのままだが組み合わせはアクション+サイドボタンに変更されるとのことだ。

https://twitter.com/analyst941/status/1647403015207366656?s=20

さらに、カメラアプリ内でもアクションボタンが音量ボタンに取って代わり、軽く押せばオートフォーカス、強く押せば写真撮影、強く長押しすれば動画撮影ができると述べられている。つまり、アクションボタンは感圧式ソリッドステートボタン(物理的に動く部分がないボタン)になるというわけだ。

しかし、iPhone 15 Proでの感圧式ソリッドステートボタン採用は「技術的な問題が未解決」のため、「iPhone 16 Pro」に先送りされると複数の情報源が伝えたばかりだ。

一方で数々の的中実績がある@analyst941氏は、少なくともアクションボタンには感圧式が採用されると主張している。これらは一応、「音量ボタンのソリッドステート化は見送られ、アクションボタンのみ実装」として両立できなくもないが、さらなる追加情報を待つ必要があるだろう。

ともあれ、着信/消音モードの切り替えにしか使わないサイレントスイッチが廃止され、様々な機能を割り当てられるアクションボタンに変更されるのは合理的とも思える。iPhone 15 Pro世代では物理スイッチ+長押し、iPhone 16 Proモデルでは感圧ボタン+触覚フィードバックへの移行もあり得そうだ。

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