iPhone 16の専用材料セットを開発中とのこと
Google「Pixel Fold」、次世代のサムスン製有機ELパネル「M13」搭載か
GoogleがPixel初の折りたたみデバイス「Pixel Fold」をまもなく発売すると噂されるなか、サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold5」や「Galaxy Z Flip5」よりも優れた有機ELパネルを採用するとのサプライチェーン情報が伝えられている。
韓国の電子業界誌The Elec報道によると、Pixel Foldのディスプレイはサムスンディスプレイが供給する予定だという。それは驚くことではないが(折りたたみパネルの供給元は限られている)興味深いのは使われるパネルの種類である。
Pixel Fold向けには、新たな材料セットのM13が初めて用いられるそうだ。ここでいう材料セットとは、スマートフォン用パネルに使われる材料構成のこと。そしてM13はサムスンがGalaxy Z Fold4やZ Flip4に使ったM12よりも世代が新しく、「M○」の番号が増えるにつれて改善される傾向がある。
そして、次期Galaxy Z Fold5/Flip5にも昨年と同じくM12材料セットが使われ、今年秋に発売とみられる「iPhone 15」シリーズでも全モデルにM12が採用される見通しだという。つまり、Pixel Foldの有機ELパネルはiPhone 15 Proモデルや、サムスン自身の最新スマートフォンよりも世代が新しいことになる。
M13がM12からどのように改良されるかは説明されていないが、おそらく何らかの形で進化するものと予想される。ちなみにサムスンはアップル用にM14を別途開発中とのことで、2024年の「iPhone 16」ではPixel Foldを超える進化を遂げるのかもしれない。
またPixel Foldは、2023年の「後半」に発売される見込みとされているが、これは6月中旬という小売店からのリークとは矛盾している。もっともThe Elecはサプライヤー情報に詳しいものの、流通網からは遠く、発売日については信ぴょう性が落ちる可能性もある。
Googleは、Pixel Foldおよびミッドレンジスマホ「Pixel 7a」を5月10日(現地時間)の「Google I/O」で発表すると予想されている。あと1ヶ月を切ったが、今後もさらなるリーク情報が飛び出しそうだ。
- Source: The Elec
- Coverage: 9to5Google