アップルはMacBookの大型化に注力ぎみ
12インチMacBook後継モデル、計画進行中との噂。登場するなら2024年以降
アップルが12インチMacBook後継モデルの発売を検討しているとの噂が、韓国方面から報じられている。
この情報は、韓国ブログ「Naver」のユーザーyeux1122氏が発信しているものだ。同氏は当たり外れはあるものの、第10世代iPadがM2搭載iPad Proと同時に発売されることや、M2 Pro/M2 Max搭載MacBook Proの発売が延期になることを的中させていた。
今回の情報源は、台湾のサプライチェーン部品メーカー関係者とのこと。それによればアップルは、最近12インチMacBook後継モデルの準備を進めているものの、まだ製品発売まで決まったわけではないという。だが、部品の調達や生産活動を見るかぎり、着実に動きはあるようだ。そして早ければ今年(2023年)後半に、実際に量産までステップを進めるかどうか確認する予定とのことだ。
インテルチップを搭載した12インチMacBookは、2019年に販売終了した。そのAppleシリコン(独自開発チップ)版が準備中かどうかをめぐっては諸説あり、昨年6月の時点ではBloombergのMark Gurman記者は「計画中」と報じていた。さらに有名リーカーMajin Bu氏も2023年発売予定であり、M2 Pro/M2 Max搭載オプションもあり得ると述べていたことがある。
その一方で、アップル関連のアナリストMing-Chi Kuo氏は、12インチMacBookの新モデル計画は聞いたことがないとツイート。ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏も、アップルが13インチ以下の新型MacBookを発売することに「懐疑的」な見方を示していた。たしかに15.5インチMacBook Airの噂など、最近のMacBookはモバイラー向けの小型化よりも大型化を志向しているかのようだ。
12インチMacBookへの期待を盛り上げたGurman氏も、今年初めには「アップルの近い将来のロードマップにはもうない」と述べていた。もっとも、否定したのは「近い将来」の発売だけであり、2024年以降に出てくる可能性は残した格好だ。つまり、今回のyeux1122氏の見解と一致する余地もあるだろう。