すでにスマートスピーカーは普及していることもあり

Google「Pixel Tablet」のドックは2種類、スピーカーなしの低価格モデルも開発中?

Image:Google

米Googleは、Pixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」を2023年内に発売すると予告済みである。別売りの「充電スピーカードック」も用意され、組み合わせることで画面付きスマートスピーカーとして使えることも明らかにされている。だが、Pixel Tablet用のドックは2種類あり、単なる充電機能のみの製品も用意されている可能性が浮上している。

開発者でリーカーのKuba Wojciechowsk氏は、Pixel Tabletに関する新情報をいくつかツイートしている。まず、一部で噂のあったハイエンドモデル「Pixel Tablet Pro」が実は存在しないということだ。

以前、Pixel Tabletの開発コード名としては「Tangor」と「Tangorpro」の2つがリークされていた。その後、新たに「Tangor」は第1世代のTensorチップを、「Tangorpro」はTensor G2チップを使っていることが分かったという。

しかし、Pixel TabletがTensor G2チップを採用するのは、Googleが公式に明かしていることだ。つまり先に開発されていた「Tangor」はキャンセルされ、最終的には「Tangorpro」が正規のPixel Tabletになった、というのが真相らしい。

ほかKuba氏は、Pixel Tabletの少なくとも1つのモデルに8GB RAMと256GBストレージが搭載され、解像度2,560×1,600のディスプレイと側面の指紋センサーを備えているとも述べている。下記のツイートは、新たに入手されたリーク画像である。

2つ目の注目ツイートは、Pixel Tablet用に2つのドック「korlan/K6」と「yuzu/Y4」が開発中というもの。それぞれの違いは、1つが充電用のみ、もう一方はスピーカーも内蔵することだ。

すでにスマートホームハブやスマートスピーカーは広く普及しており、Google自らもNest HubやNest Miniを販売中である。そんななかで機能をタブレットのみに制限し、代わりに低価格で入手できるオプションを用意することは、理にかなっているようにも思える。

ちょうどアップルも、iPadをスマートホームディスプレイに変えるドックを開発中との噂もあった。まもなくアップルとGoogleが「ふだんはスマートホームハブとして設置し、ドックから外してタブレットとして使える」製品で対決するのかもしれない。

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