どんなレースになるのだろうか
デロリアン、空中カーレースに参戦へ。将来的に機体開発も計画

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のに登場する伝説的スポーツカーで有名なデロリアンが、これまでになかったモータースポーツに参戦する。デロリアン・モーターカンパニーは10月13日11月に開幕する「Airspeeder International Series(エアスピーダー・インターナショナル・シリーズ)」に参戦すると発表した。
デロリアンは主催者が「世界初の電動フライングカーレース選手権」だと述べる同シリーズに参戦する最初の米国チームとなる。
もちろん、デロリアンと言えば誰もが思い出すDMC-12で大空を駆けるわけではない。同シリーズの初年度となる2026-27シーズンでは、Alauda Aeronauticsが開発した電動フライングカーMk3Cをワンメイクマシンとして使用する。デロリアンはこのマシンのデザインアイデンティティを主導する立場としてこのシリーズに関わっているが、その役割を拡大し、参戦チームとしても参加していくことになる。
なお、デロリアン・エアスピーダーは、2027~28シーズンからはカリフォルニア大学やジョージア工科大学をはじめとする、全米の大学生エンジニアリングチームと共同で将来のレース機の開発にも携わっていく予定だという。
創設者兼CEOであるマット・ピアソン氏は「デロリアンは、空飛ぶ車の元祖ブランドだ。実際に空飛ぶデロリアンが作られるずっと前から、世界中の人々は空飛ぶデロリアンがどんな姿をしているかを知っていた」とややスベり気味なコメント述べつつ、「初のインターナショナル・シーズンでアメリカの象徴とも言えるデロリアンがグリッドに並ぶということは、このスポーツがどこへ向かっているのかを物語っている」と期待感を示した。

エアスピーダー・インターナショナル・シリーズでは、参戦するチームが電動垂直離着陸機(eVTOL)を駆り、サーキットではなく、電子的に定義された3次元のコースでそのスピードを競う。
自動車メーカーが空飛ぶクルマの開発に携わることは、それほど珍しいことではない。トヨタ、ホンダ、ステランティス、ヒュンダイなどはすでにeVTOLスタートアップは、先進的な航空モビリティプロジェクトなどに投資するなどして関わっている。ただ、その多くは、モータースポーツではなく、商用の電動航空機開発にフォーカスしている。
走る実験室という言葉が使われてきたように、モータースポーツは自動車メーカーにとって技術開発・革新のための場でもあった。空飛ぶクルマにもそれが当てはまるかはわからないが、デロリアンにとって、空中カーレースへの参戦という決断は、エアモビリティの未来と同様に、ブランドの未来にも深く関わっていくことになるかもしれない。
- Source: Airspeeder
- via: Autoweek Autoblog Electrek
