あと2年待てば2画面モデルが登場か

Metaの次世代スマートグラス「Hypernova」画像がリーク。画面を内蔵、手首でジェスチャー操作

多根清史

Image:Tada Images/Shutterstock.com

MetaとRay-Banがコラボしたスマートグラスは米国などで大ヒットを記録しているが、それとは別に小型ディスプレイを内蔵したハイエンドモデルが開発中であると噂されてきた。その未発表製品の開発コード名は「Hypernova」とされ、リストバンド型コントローラーと共にCGレンダリング画像がリークされた。

リークアカウントの@MysteryLupinは、スマートグラスと手首装着型アクセサリーの画像を公開し、これらが近日発売予定の「Meta Hypernova」であると主張している。同アカウントは、放送前のPixel 8のCM動画Galaxy S24シリーズ関連資料を正確にリークした実績がある。

今回のレンダリング画像は低解像度ながらも、少なくとも手首につけるアクセサリーが確認できる。

このデバイスについては、以前は「Ceres」というコードネームで呼ばれ、リストバンド型のコントローラーと説明されていた。手首を回してスクロール、指先をつまんで選択するなど、ジェスチャー操作が可能とされる。加えて、テンプル(つる)部分に搭載された静電容量式タッチパッドでもスワイプやタッチ操作が行えるという。

一方、Hypernova本体の外観は現行のMeta Ray-Banと大きな違いはないように見える。しかし以前のリークでは、右側レンズの右下に超小型の単眼ディスプレイが搭載されると伝えられていた。もっとも、今回の画像ではそのディスプレイを確認できない。

電源を入れると、横一列に配置された円形アイコンのアプリドックが表示され、ユーザーは専用アプリを通じて写真撮影・閲覧、地図アプリの利用、さらにはメッセンジャーやWhatsAppなどの通知を受け取ることができるとされる。

さらにカメラ性能も向上し、現行のRay-Banグラスに搭載されたiPhone 11相当の性能から「2021年のiPhone 13に匹敵する」レベルを目指すという。解像度自体は同程度だが、暗所撮影性能や手ぶれ補正機能の強化が期待される。

価格帯は1000ドル〜1400ドル(約13万5000円〜19万円)程度になる見通しである。なおMetaは、2画面を搭載する後継機「Hypernova 2」も開発中とされているが、こちらは少なくとも2027年まで発売されない見込みだ。

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