新型ISPで補うつもり?

Google「Pixel 10」標準モデル、望遠レンズ追加の代わりに他のカメラは性能ダウンか

Image:Karlis Dambrans/Shutterstock.com

Googleの次期フラッグシップスマートフォン「Pixel 10」シリーズの標準モデルには、望遠カメラの搭載が予想されている。しかし一方で、それ以外のカメラについてはダウングレードされる可能性があると報じられている。

これまでのPixel標準モデルでは、「望遠カメラがないこと」がProモデルとの差別化要因とされてきた。そうしたなか、未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityは「Google内部の情報」として、「Pixel 10 Pro」および「Pixel 10 Pro XL」は「Pixel 9 Pro」世代と同じカメラハードウェアを引き継ぐと述べている。

ただし、Pixel 10標準モデルについては、カメラ構成が大幅に変更されるという。以前からの噂通り望遠カメラが追加され、11MPのサムスン製イメージセンサー「3J1」が使用されるとのことだ。

この仕様は、「Pixel 9 Pro Fold」と同一である。光学ズームの倍率は現時点で不明だが、やはり5倍のペリスコープ望遠レンズが採用される可能性が高い。その一方で、前面カメラには昨年のPixel 9と同じセンサーが引き続き使われる見込みである。

一方で、メインカメラと超広角カメラのセンサーは新たなものに置き換えられるという。メインカメラに関しては、50MPセンサーは前モデルのサムスン「GNV」ではなく、「Pixel 9a」と同じサムスン「GN8」に変更される。画素数は変わらないものの、センサーサイズは1/1.95インチと小さくなり、取り込める光の量は減少すると見られる。

また、超広角カメラについては、従来の48MPソニー「IMX858」センサーから13MPのソニー「IMX712」に格下げされ、こちらもPixel 9aと同じ仕様になると伝えられている。

一方、「Pixel 10 Pro Fold」のメインカメラについては、前モデルに搭載されていたソニー「IMX787」(「Pixel 8a」にも使用)からGN8に変更されるものの、それ以外のカメラには変更がなく、控えめなアップデートにとどまるようである。

これに先立ち、GoogleはPixel 10シリーズに搭載する予定の「Tensor G5」チップ向けに、完全カスタムのISP(イメージシグナルプロセッサー:カメラの画像処理ユニット)を開発中であると報じられていた

これらの情報が事実であるとすれば、Pixel 10では望遠カメラの追加によるコスト増を、他のカメラ用イメージセンサーのグレードを下げて相殺し、性能面は新開発のISPで補う方針が採られるのかもしれない。

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