2027年MBPはモデム搭載の可能性も

「M5」搭載iPad ProとMacBook Pro、2025年内に発売か

Image:Apple

アップルが次世代の「M5」チップを搭載したiPad Proモデルを2025年に発売する予定だと、著名ジャーナリストが報じている。

同社の内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者はニュースレター「Power On」にて、新型iPad Proがアップル社内で「後期テスト」段階に至っており、2025年後半に量産されると予想している。開発コード名は「J817」「J818」「J820」「J821」とのこと。このスケジュールが正しければ、次期iPad Proは2018年モデルや2022年モデルと同じく10月頃に発売される可能性がある。

iPad Proは、新型モデルが毎年発売されるとは限らない。たとえば初代12.9インチ(2015年11月発売)と第2世代(2017年6月)や、第6世代(2022年10月)と現行の第7世代(2024年5月)の間には1年以上のブランクが空いていた。

現行の2024年モデルは、初の有機ELディスプレイや薄くて軽いデザイン、Macに先がけたM4チップ採用、新型Apple Pencil Proへの対応など、大きな節目となっていた。それから間もないだけに、次期iPad Proが大幅にアップデートされる可能性は低く、チップをM5に載せ替えるだけだと思われる。

さらにGurman氏は、M5チップを搭載した次期MacBook Proが今年後半、おそらく2023年のM3モデルや2024年のM4モデルと同じ時期に発売されると予想している。つまり10月末に発表、11月に発売と示唆しているようだ。また、M5 MacBook Airも開発中だという。

これら主要なMacモデルは、いずれもチップ以外の大きな変更はないようだ。特にMacBook Proが全面刷新されるのは、2026年の「M6」モデルになるとのことだ。

2026年のMacBook Proモデルが有機ELディスプレイに移行する見通しは、複数の識者が主張してきたことである。「新たなディスプレイ技術、新デザイン、大幅なパフォーマンス向上」が一度に実現する可能性が高いと言われており、その年まで購入を待つのもいいかもしれない。

また、今回の報道では、M6チップの独自開発モデム内蔵バージョンを2027年発売を目標として開発を始めたとも伝えている。数年後には5Gモデムを搭載し、Wi-Fiなしにネットを利用できるMacBookが登場すると期待できそうだ。

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