【Amazon共同企画】はじめてのスマートホーム体験(4)

スマートホームで手軽に“防犯対策”!空き巣や不審者から家を守る方法

折原一也

Alexaと連携できるWorks with Alexa認定のスマートホーム製品を中心に、不在時の自宅を守る「防犯対策」に活用

AmazonのAIアシスタント・Alexa搭載のAmazon Echoスマートスピーカーがあれば、「アレクサ、照明をつけて」「アレクサ、テレビを消して」と声をかけるだけで、手がふさがっているときでも家電を操作できる※1。寝る前には「アレクサ、おやすみ」の一言で、家中の照明が自動的に消えていく※2。そんなAlexaを中心としたスマートホーム製品は、既に多くの家庭で新しい生活スタイルとして取り入れられてきている。

また、Alexa対応のスマートホーム製品において便利なのが、Alexaによる「定型アクション」機能。Amazon Echoからの一連の家電操作や音楽再生※3・スケジュール読み上げ・天気予報などをグループ化し、「おはよう」などの特定の単語や決まった日時を条件に一斉に操作できる機能で、一つ一つの操作を毎回リクエストする必要がなくなるため、時間をより節約して効率的に使うことができる。

そんなスマートホーム製品は、そのような便利さのみならず、「家の安全を守る」という “防犯対策” に活用できる側面もある。本稿では、家族全員が不在となる平日の昼間や旅行などの長期外出、子供だけの留守番といったシーンにフォーカス。空き巣や不審者などから家を守るため、安心してAlexaと連携できるWorks with Alexa認定のスマートホーム製品を賢く活用した “防犯対策” 活用術を解説する。

不在時に空き巣や不審者などから家を守るためのスマートな「防犯対策」活用術を紹介

シーン1 : 平日昼間や旅行中など留守中の「防犯対策」

家族全員が仕事や学校で不在になる平日昼間、そして長期間の旅行中の自宅の様子が気になる方も多いだろう。防犯対策の基本となる考え方の一つは、「家の中に人が居るように見せる」こと。そんなとき、スマートホーム製品は頼もしいツールになる。

ここで活用するのは、上述したAlexaの機能である定型アクションだ。+StyleのAlexa対応スマート照明「LEDシーリングライト」、家庭の照明も操作するSwitchBotのAlexa対応「指ロボット」、カーテンを自動で開閉するSwitchBotのAlexa対応スマートカーテン「ブラインドポール」を連携させてスケジュール設定を行うことで、不在時でも夕方の決まった時間に家中の照明が自動的につき、カーテンも自動で閉まるため、外部者にまるで在宅しているような印象を与えられる。

「+Style LED シーリングライト」(8~10畳タイプ)
「SwitchBot 指ロボット」
「SwitchBot ブラインドポール」

実際の設定は、スマホのAlexaアプリから必要項目をタップしていくだけなので、とても簡単。定型アクションは複数登録できるため、曜日ごとの外出状況に合わせて時間がずれるようカスタマイズしたり、1階と2階の照明で点灯時間をずらすといった、よりリアルな “生活感” も演出できる。これが単純なタイマーとは一線を画す、スマートホーム製品ならではの防犯対策のテクニックだ。

スマホ上で手軽にカスタマイズが可能

そして防犯対策には、不在時にも自宅の様子を把握できる各種セキュリティセンサーやカメラの設置も有効だ。まず、自宅に近づく不審者を検知するには、屋外に設置できてソーラーパネル動作も可能なAlexa対応センサーライト付き屋外カメラ「Ring スポットライトカム プラス」が便利。人の動きを検知した際には不在時でもRingアプリを通してスマホに通知が届き、通知をタップすればアプリからリアルタイムで状況を確認できる※4

「Ring スポットライトカム プラス」+別売りのソーラーパネル

本格的な家への侵入を感知する目的では、玄関ドアや窓などにSwitchBotのAlexa対応「開閉センサー」をセットしておくと、不在時のドアの開閉を検知して即座に専用アプリを介してスマホに通知してくれる。

「SwitchBot 開閉センサー」

また、ドアにはSwitchBotなどのAlexa対応スマートロックを設置しておくという方法もある。スマートリモコン「SwitchBot Hub2」と連携して専用アプリを通じてスマホに解錠通知が飛ぶよう設定できるので、家族全員の帰宅時間にそぐわない不審な解錠といった異常を、外出先からでも早期に察知できる。

「SwitchBot スマートロック」
「SwitchBot Hub2」

さらには、もし不審者が訪れた際のアクションとして、不審者や侵入者の徘徊を検知できるAlexa対応屋内用カメラ「Ring 首振り機能付きインドアカム」を用意。カメラの向きをスマホのアプリで左右360° 上下169°から操作でき、広範囲で屋内を確認できるほか、アプリ内操作でカメラからサイレンを鳴らし、音声で警告を発することもできる※4

また、Ring首振り機能付きインドアカムなら双方向音声機能があるので、スマホのRingアプリから不審者に直接「警察を呼びました」といった警告を追撃することもできるのでより安心だ。Alexa対応屋内カメラは他にも、「+Style ホームカメラ」や「Xiaomi Smart Camera C500 Pro」など選択肢が豊富にあるため、録画も含めた室内監視環境を整えおくと、より安心感も高まるはずだ。

「Ring 首振り機能付きインドアカム」

自分専用にフルカスタマイズした留守中の防犯対策を、予算を押さえながら実現できる。これがスマートホーム製品の強みとなるのだ。

シーン2 : 帰宅した子供のお留守番中の「防犯対策」

共働き家庭で頭を悩ませるポイントが、学校から帰宅した子供の留守番時の安全。特にまだスマートフォンを持っていない小学生ぐらいの子供では、保護者が子供の安全を確認する手段も限られてくる。

そんな不安を解消するにも、スマートホーム製品は活躍してくれる。子供が留守番をしている状況では、親がリモートでスマートホーム製品を操作して防犯対策を講じることが基本となる。

まず、庭や玄関周辺にシーン1でも紹介した、Ringスポットライトカム プラスのような屋外用カメラを設置しておくことで、不審者の侵入を許す前に検知できる仕組みを準備。人の動きが検知されると、カメラが自動でセンサーライトを点灯(夜間の場合)し、録画を開始すると同時に保護者のスマホにも通知が届く。

Ringスポットライトカム プラスのような屋外用カメラを設置しておくことで、不審者をいち早く検知できる仕組みを準備

屋外用カメラはRing以外にも、Ankerの「Eufy Solar Wall Light Cam S120」や+Styleの「セキュリティカメラ」などもあるため、設置場所や電源の取り方などで選べる。

室内にもRing首振り機能付きインドアカムなどの室内カメラがあれば、通知や子供との会話で危険を察知した親は、同時にRingアプリから録画された映像をチェック。リアルタイムで状況を確認し、不審者がいる場合は親の声やRingのサイレン機能で警告できる。この時、子供の声で話すのは危険が及ぶ可能性があるため、必ず大人(親)からアクションを起こすことが重要になるだろう。

室内カメラからリアルタイムで状況を確認し、不審者がいる場合は親の声やRingのサイレン機能で警告できる

留守番をしている子供の安全を親が遠隔から見守り、必要に応じてすぐに対応できる。スマートホーム製品の利用は、親も子供も安心という環境作りに一役買ってくれるのだ。

◇◇◇

スマートホーム製品は、便利さだけでなく、家族の安全を守る頼もしいパートナーとしての役割も与えることができる。家族全員が不在の場合には、まるで在宅しているかのような生活感を演出しながら、異常を検知して通知。子供だけの留守番時には、親が離れた場所からでも子供を見守り、いつでも話しかけることができる環境を提供してくれる。

Alexaと対応デバイスを連携させることで、防犯対策を比較的リーズナブルな出費で実現できる。最初はAlexa対応カメラなどを防犯カメラの用途で導入をはじめ、後から徐々に拡張していくというのも良いだろう。

自分の生活スタイルやニーズに合わせ、スマートホーム製品のテクノロジーの力で家族の安全と安心を守る新しい防犯対策の形。皆さんもぜひ、スマートホーム製品による防犯対策を試してみてはいかがだろうか。


※1 Alexa対応スマートホーム製品(別売)と定型アクションの設定を含む事前の設定が必要です。エアコンなどの家電がAlexa非対応の場合は、Alexa対応のスマートリモコン等を使用する必要があります。製品や機能によっては、定型アクションが設定できない場合や定型アクション実行時に追加の確認が必要となる場合があります(本記事におけるAlexa対応スマートホーム製品の操作について、同様)

※2 事前に定型アクションの設定が必要となります(本記事における定型アクションについて、同様)

※3 サービスの利用には別途登録・契約や料金が必要な場合があります

※4 Ringデバイスで撮影されたモーションイベントの録画ビデオの保存、その他一定の機能の利用にはRing Homeプラン(有料)への登録が必要です

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