まずmacOSやiPadOSを改修する必要がありそう

アップルの約19インチ折りたたみデバイス、macOSが動く可能性が浮上

Image:DestinaDesign/Shutterstock

アップルは2種類の折りたたみデバイスを開発中と噂されているが、そのうち大型の18.8インチモデルにはmacOSが搭載される可能性が高いと、著名アナリストが主張している。

数日前、中国の大手総合証券会社GF SecuritiesのJeff Pu氏は、アップル初の折りたたみデバイスが2025年4月にプロトタイピング段階に入り、2026年後半に量産が始まる予定だと述べた。さらに、その続報として追加の情報を共有している。

Pu氏の調査メモによると、開発中の2つのデバイスは、7.8インチの内部ディスプレイを搭載した折りたたみ式iPhoneと、18.8インチのディスプレイを持つ大型の折りたたみ式デバイスを指しているという。Pu氏は特に大型の折りたたみ製品を「MacBookとiPadのハイブリッド」と表現し、iPadOSではなくmacOSを実行する可能性が高いと伝えている。

この予測は、18.8インチの折りたたみ製品がタッチスクリーンMacとして登場する可能性を示唆している。アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurmanも、ニュースレター「Power On」の最新号で、次期「iOS 19」や「macOS 16」におけるデザイン刷新が「折りたたみ式デバイスやタッチスクリーンMac」など、新たなハードウェア設計の基盤になる可能性があると述べていた

とはいえ、タッチスクリーン搭載Macが早ければ来年に発売されるとの噂はまだなく、今回の予想も鵜呑みにはできないだろう。

Pu氏は折りたたみデバイスに関する情報の根拠の1つとして、The Wall Street Journalの報道を引用している。その記事では、「ノートPCとして機能することを目的とした」約19インチの大型折りたたみ製品について言及されており、Pu氏のmacOS搭載予測もこの情報に基づいている可能性がある。

Mark Gurman氏は数年前から、Appleが20インチ前後の大型折りたたみデバイスを開発中であると報じており、基本的にはiPadだが、macOSアプリが動作する可能性があると述べていた。現行のmacOSはタッチ操作を想定していないため、将来的にはiPadOSに近づける方向で改修されるのかもしれない。

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