Steamと競合するようになる?
Google、モバイルゲームのPC移植を大幅に推進。PC版Play Gamesも年内正式リリースへ

GoogleはGDC(Game Developers Conference)の開催に先立ち、モバイルゲームのPC移植を大幅に推進する新たな取り組みを発表した。
ひとつは、すべてのAndroidゲームがデフォルトでPCでプレイ可能になることだ。
数年前にGoogle Play Games(ベータ版)がリリースされ、一部のAndroidゲームがWindows PCでも利用できるようになった。約50本のゲームから始まり、徐々に対応タイトルが増えていたが、今回は過去最大のアップデートとなる。
これまで開発者がゲームをPCでプレイ可能にするには、プログラムにオプトイン(明示的な同意)する必要があった。しかし、そのポリシーが撤廃され、オプトアウト(開発者が拒否した場合のみ非公開)方式へと変更された。これにより、何百万ものゲームがダウンロードでき、マウスやキーボードでのプレイが可能になる。
さらに、GoogleはゲームのPC最適化レベルを示すバッジシステムを発表した。
• 完全に最適化されている場合は 「最適化(Optimized)」 バッジ
• 100%最適化されていなくてもプレイ可能な場合は 「プレイ可能(Playable)」 バッジ
• テストが行われていない場合は 「未テスト(Untested)」 バッジ
「未テスト」カテゴリーのゲームは、検索しなければ表示されない仕様となる。
また、AMDプロセッサーを搭載したノートPCやデスクトップPCのサポートも追加された。これにより、以前はアクセスできるゲームが限られていたユーザーにも、より多くの選択肢が提供される。
さらに、Googleは開発者向けにPCゲームをモバイルへ移植するためのパイロットプログラムを開始する。現在、Androidタイトルの中にはネイティブPCタイトルから移植された50本以上のゲームが存在するが、GoogleがPCゲーム開発者を支援することで、Google Play GamesがSteamなどのPCゲームプラットフォームにとって強力な競争相手になる可能性がある。
最後に、今年後半にはGoogle Play Gamesがベータ版から正式版(GA)へ移行する。これにより、従来よりはるかに多くのユーザーを獲得できるだろう。
- Source: 9to5Google
- via: Android Headlines