新生SiriやApple Intelligence開発の遅れに影響された可能性
アップル、「画面付きHomePod」量産は6月WWDC後にスタートか

アップルは画面付きのHomePodを開発中と噂されている。この製品の量産が2025年第3四半期に開始されると、著名アナリストが主張している。
同社のサプライチェーンに詳しいMing-Chi Kuo氏はXにて、ディスプレイを搭載した新型HomePodの量産が2025年第1四半期から第4四半期にずれ込むという、3か月前の予測を再確認している。これが正しければ、6月に開催されるWWDC(世界開発者会議)の後に量産体制に入ることになる。
画面付きHomePodは、スマートホーム機器を制御できるハブであると複数の情報源が伝えている。このハブはHomePodのようなスピーカー内蔵ドックに取り付けることができるほか、壁に設置することも可能とされている。また、iPadのような長方形ではなく、正方形のスクリーンを搭載すると予想されている。
昨年末、Kuo氏は画面付きHomePodの量産が遅れる理由について、「ソフトウェア開発上の問題」があるためだと述べていた。実際、アップルはパーソナライズされたSiriの開発に時間がかかっているとして、展開を「来年中」に予定していると発表した。スマートホームハブの操作はSiriが要になるとみられるため、量産の延期は理にかなっている。
もう1つの遅延の理由として、Kuo氏は本製品のインターフェースをiOS 19など、今年後半のOSアップデートと確実に一致させる必要があることを指摘している。アップルは次期OSを「大幅にデザイン刷新」すると噂されており、それと足並みを揃える必要があるようだ。
この画面付きHomePodは、6インチまたは7インチのディスプレイ、A18チップを搭載すると予想されている。これにより、スマートホーム制御のほか、FaceTimeによるビデオ通話や、アップル製スマートホームカメラとの連携によるホームセキュリティシステムとしての機能も期待されている。
デザインは、かつてのiMac G4を彷彿とさせるものになるとも言われている。アップル製品のファンにとっては、インテリアとしても人気が出るかもしれない。
- Source: Ming-Chi Kuo(X)
- via: 9to5Mac