iOS 7(2013年)から大きく変わっていません
アップル、iOSやmacOSの次期バージョンで「デザイン大幅刷新」のうわさ

アップルは例年、6月に開催する開発者向けイベントWWDCで、iPhoneやiPad、Macなど同社の製品が搭載するOSの新バージョンを発表し、様々な新機能を明らかにする。だが、今年は例年とは意図味違う発表になるかもしれない。
Bloombergの報道によると、アップルは今年発表するiOS 19、iPadOS 19、macOS 16の外観デザインを大幅に再設計する予定とのことだ。

再設計による変更は、ホーム画面などで目にするアプリアイコンからメニューの表示方法、アプリウィンドウ、システムボタンなどのスタイルなど、OSの多くの部分に影響する。
アップルが各製品のOSデザインに、どのように手を加えるのかは、出てきたものを見るまでわからない。だがBloombergによれば、そのインスピレーション源となるのはApple Vision Proが搭載するvisionOSとのことだ。
OSのデザイン変更はUIのすみずみにわたって行う必要があるうえ、アプリ開発者にも負担となる。iOSで言えば、現在の外観はiOS 7で行われたデザイン刷新から大きくは変わっていない。macは、macOS 11 Big Surでのリニューアルがもっとも最近のものだ。
Bloombergは、変更の目的はアップル製品の使い方を簡素化し、ソフトウェア全体の一貫性を高めることだと伝えている。OSやハードウェアに様々な機能を追加し、そのたびに複雑化してきた各製品が、いまよりも直観的になり、設定変更のためにヘルプやウェブ上のガイドを検索する手間が減るのなら、OSの再設計を歓迎しない人はいないだろう。