MastodonクライアントIvoryとクロスポストも可能になる予定

「Tweetbot」の開発者、Blueskyクライアントアプリ「Phoenix」を開発中。夏頃のリリース目指す

Image:Tapbots

Twitterの人気クライアントアプリだったTweetbotの開発者で、現在はMastodon向けのIvoryの開発に携わっているTapbotsが現在、Bluesky向けのクライアントアプリ「Phoenix」を開発している。

Phoenixは、iOSおよびMac向けに開発が進められている。Tapbotsチームは「可能な限り早く限定公開のアルファ版」を公開し、その後は夏ごろに正式リリースする予定としている。なおPhoenixのリリースに注力しつつも、公開されたPhoenixプロジェクトのウェブページには「Mastodonはソーシャルウェブ上のわれわれの拠点であり、今後もそこに時間を費やしていく」としており、Ivoryの開発もこれまでどおり継続していくことが説明されている。

その上で、IvoryにBlueskyクライアント機能を追加するのではなく、独立のアプリとして提供することについて「過去1年間のBlueskyの驚異的な成長以来、われわれの顧客基盤は2つのサービスに分散し、企業として成長し続けるためには両方をサポートする必要」があると説明、だからといってMastodonをおろそかにするのではなく、ソーシャルウェブの未来はMastodonなどが採用する分散SNSプロトコルであるActivityPubにあるとした。

なお、 MastodonとBluesky両方に同内容を投稿したいニーズに関しては、「複数のソーシャルメディアプロトコルをサポートするアプリにはある程度の利便性があるかもしれないものの、それらを分離しておくことで、全体的なエクスペリエンスが大幅に向上すると考えている」とした。ただ、MastodonとBlueskyにクロスポストする手段も提供すると述べている。

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