プロセッサーとストレージ以外は仕様据え置き

アップル、A16搭載の「iPad」発表。128GBで5万円台、前モデルから値下げ

編集部:平山洸太

Image:Apple

アップルは、「iPad」について新モデルを発表。3月12日に発売する。Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルが用意されており、Wi-Fiモデルの価格は128GBが58800円、256GBが74800円、512GBが110800円(いずれも税込)。カラーはブルー、ピンク、イエロー、シルバーの4色。

エントリーモデルのいわゆる “無印iPad” について、スペックが更新された新モデルが登場した格好。これまでは最小ストレージ容量が64GBだったが、本モデルでは2倍となる128GBからのスタートとなっている。前モデルは64GBが58800円から、256GBが84800円であったことから、実質的に値下げされたかたちとなる。

Image:Apple

プロセッサーにはA16を採用。従来モデルのA13 Bionicと比較し、全体的なパフォーマンスが最大50%向上したとしている。また同社は、「最も販売台数が多いAndroidタブレットよりも最大6倍高速」だとスペックの高さをアピールしている。なお、Apple Intelligenceには対応しない。

ディスプレイは11インチで、スペックは従来モデルと同様。IPS液晶を採用するLiquid Retinaディスプレイを搭載し、解像度は2,360×1,640、輝度は500ニト、True Toneのサポート、耐指紋性撥油コーティングが施されている。ちなみに前モデルでは10.9インチと表現されていたが、新モデルでも画面サイズは同様。新旧どちらも画面の四隅は丸みを帯びているが、長方形として対角線を測った場合は10.86インチとなる。

またペン入力については、Apple Pencil(USB-C)、およびApple Pencil(第1世代)に対応する。Apple Pencil Proなどは使えないため注意が必要だ。

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そのほかの基本的なスペックも従来同様。背面は12MPのシングルカメラ、全面は横向きに配置された12MPカメラとなっている。バッテリー容量も引き続き28.93Whで、最大10時間のビデオ再生が可能。通信面ではWi-Fi 6、Bluetooth 5.3をサポートする。

USB-CポートはUSB 2.0のため、通信速度は最大480Mb/sとなる。ただし前モデルでは映像出力について最大で4K/30Hzもしくは1080p/60Hzだったところ、新モデルでは最大4K/60Hzをサポートすると表記されている。質量も外形寸法も前モデル同様で、外形寸法は248.6W×179.5H×7Dmm、質量は477g(Wi-Fiモデル)となる。

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