レシピ関連の新機能も追加

iOS 18.4ベータに画面付きHomePodの手がかり?「Home」カテゴリーが追加

Image:Ugis Riba/Shutterstock

アップルは先週末、iOS 18.4最初のベータ版をリリースした。このバージョンはApple Intelligenceを日本語を含む多くの言語に対応させる一方で、いくつかの新機能が含まれている。

そのなかに、同社が開発中と噂される新たなスマートホーム製品に関する複数の手がかりが見つかったと報告されている。

ひとつは、アップル製品の新たなカテゴリーが追加されていることだ。米9to5Macが確認したコートには、iPhone、iPad、Apple Watch、Reality(Vision Pro)とは異なる「Home」が追加されているという。HomePodはすでに「Audio」という独自のカテゴリーに属しているため、「Home」は新種のデバイスが準備中だと示唆している

アップルがHomePodとiPadを組み合わせた新製品、いわば「HomePad」を開発しているとの噂は、昨年夏頃から相次いで伝えられてきた。このデバイスはSiriとタッチディスプレイの両方で、スマートホーム機器を制御するハブ機能に重きを置くと見られている。

このHomePadは早ければ2025年3月の発売が予想されていたが、同社の内部情報に詳しいMark Gurman氏やMing-Chi Kuo氏は今年後半まで遅れると述べていた

本製品のディスプレイはiPadのような長方形ではなく、正方形に近いと伝えられていた。またカメラで手のジェスチャーを認識できるため、キッチンでの操作に役立つかもしれないという。さらにA18プロセッサーを搭載し、Apple Intelligence対応も有力視されている。

iOS 18.4ベータから得られた2つ目の手がかりが、ニュースアプリApple News+(日本では未提供)に料理に関するセクションが追加され、「厳選された数千ものレシピ」を提供すると述べていることだ。

さらに9to5MacがiOS 18.4のコードを詳しく調べた結果、レシピ管理用の新たなAPI「CookingKit」が見つかったという。CookingKitには複数のApp Intentsがあり、SpotlightやSiri等とフレームワークを接続し、ユーザーは食材ごとにレシピを検索できるようになるとのことだ。

このフレームワークの複雑さから、新たなスマートホームデバイスとも深く統合されると推測されている次第だ。

つまり、キッチンの近くに置かれたHomePadのカメラ、ないしiPhoneが撮影した冷蔵庫内の食材からレシピを探し出し、ディスプレイに触れずにジェスチャーで選択。そのレシピを見ながら料理、というフローが想定されているのかもしれない。

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