日本向けの「X1 Smart」も注目

HOVERAir、折りたためる8K対応のカメラドローン「X1 PROMAX」

編集部:平山洸太

「HOVERAir X1 PRO」(左)、「HOVERAir X1 PROMAX」(右)

今年の1月頭に米ラスベガスで開催された国際エレクトロニクスショウ「CES2025」。さまざまな分野の先端技術が集うなか、HOVERAir(ZERO ZERO ROBOTICS)はカメラドローンの最新モデル「HOVERAir X1 PRO」および「HOVERAir X1 PROMAX」を披露していた。米国での販売価格は、順に499ドル、699ドル。

コントローラーやスマートフォンと接続することなく、本体のみで自動飛行が行えるカメラドローン。人物を認識することで追尾しながらの撮影が可能だ。

両モデルとも基本的な飛行スペックは同等だが、PROは4K、PROMAXは8KおよびHDRの撮影に対応するという違いがある。記録メディアとしてSDカードに対応するが、内蔵ストレージはPROが32GB、PROMAXが64GBなど、細かな差別化が図られている。

折りたたんだ様子

本体を折りたたみ、小さく持ち運びしやすくすることも可能。その一方、カメラはEIS(電子手ブレ補正)とHL(水平補正)を備えた2軸ジンバル「SmoothCapture 2.0」により、安定した映像撮影が行えるとしている。

最大で5500メートルの高度、時速39kmでの飛行スピードに対応する。モジュラー設計を採用したコントローラーを採用し、ジョイスティックを使って映像を見ながら操作することも可能となっている。質量はPROが191.5g、PROMAXが192.5g。

専用コントローラー。モジュラー設計により、スマートフォンを挟んで使用できるようにも変形可能

CESの同社ブースでは、既発売の軽量モデル「HOVERAir X1」も展示。また日本向けに開発・発売した99g以下モデル「HOVERAir X1 Smart」が展示されていた。X1 Smartは米国では未発売だが、担当者によるとこちらも米国の来場者に注目されているそうだ。

「HOVERAir X1」
HOVERAirブースの様子

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