少しずつ便利になります
Bluesky、投稿に返信できるユーザーの許可設定を追加。プロフィール検索機能も

Blueskyは、Twitterが備える機能のいくつかを、この分散型SNSに追加した。
Blueskyの公式アカウントは、アプリVer 1.98をロールアウトしたと投稿し、自分の投稿に誰が返信できるかを設定する新しい「投稿への反応の設定 」機能を追加したことを明らかにした。この機能は投稿画面の左下にある「誰でも投稿可能」と書かれた部分をクリック、またはタップすると現れる画面で設定することが可能だ。
デフォルトの設定は「全員」が返信可能となっているが、それを「返信不可」とするか、「メンションされたユーザー」「フォローしているユーザー」「あなたのフォロワー」のうちいずれかから選択して決めることができる。これはXになる前、2021年にTwitterに導入された機能であり、Blueskyの利便性がまたひとつTwitterに近づいたと言えるだろう。

Ver 1.98ではほかに、プロフィール検索機能も追加されている。これもXにある機能で、選択したユーザーアカウントの過去の発言を検索したいときに右上の「…」アイコンから表示されるメニューから「Search」を選ぶことで利用可能だ。なお、記事執筆時に確認したところ、日本語を含む複数の言語環境では、なぜか「Search」ではなく「GPzOcj」という呪文のような文字列が表示されるが、問題なく検索機能は使える。
米大統領選挙後、Blueskyのユーザー数は大きく増加して、現在は2,500万人に達している。しかし、ライバルとされるThreadsはサービス開始当初から積極的に新規ユーザーを受け入れており、その月間アクティブユーザー数(MAU)は3.2億人を数える。ユーザー流出が伝えられているXも、実際にアカウント削除までするユーザーは少ないのか、MAUは5.7億人と報告されている。
それらに比べれば、少数精鋭で当初は急拡大に慎重な姿勢だったBlueskyのユーザー数は微々たるものだ。徐々に著名なユーザーや企業も進出しているが、まだまだXほど情報収集がしやすいわけでもない。それでも、TwitterのDNAを受け継ぐ分散型SNSとして、徐々に機能が追加され扱いやすくなっていけば、他のSNSからの流入は続くかもしれない。
- Source: Bluesky
- via: TechCrunch