俺だけレベルアップしない件
フロムの「死にゲー」7作をノーダメ・レベル1縛りで完走する苦行、配信者が達成

フロム・ソフトウェアの『Dark Souls』や『Demon’s Soul』など、一部のアクションゲームは非常に難易度が高いことで知られ、プレイヤーはエンディングまでに幾度となく敵に倒されてはコンティニューを繰り返すことを強いられることから、これらの作品に影響を受けたゲームは「ソウルライク」と呼ばれるジャンルを形成している(日本国内ではストレートに「死にゲー」とも呼ばれる)。
しかし、YouTuberのdinossindgeil (Nico)は、このフロムの死にゲー7作品をすべて、敵から1度もダメージを受けることなく、さらに自キャラはレベルアップをまったくせずに最後までプレイするという、チャレンジと言うよりは苦行に近い行為をやってのけた。
Nicoが「The God Run 3」と名付けたこのチャレンジは、2022年に『Dark Souls』シリーズ3作、『Demon’s Souls』、『Bloodborne』、『SEKIRO: Shadows Die Twice』そして『Elden Ring』の7作品をすべてノーダメージでクリアすることを目標にスタートした。
Nicoはライブ配信で、ゲーム中に1撃でもダメージを受けるとすぐにゲームを起動しなおすという作業を繰り返し、最終的に7作品すべてをクリアするのに120日を要した。
ただ、この最初のチャレンジでは、自ら定めたノーダメージというルールは最後まで守り切ったものの、敵のボスキャラを倒しやすくするために装備を調え、キャラクターレベルも上げて戦闘力を増強してのクリアだった。
2024年12月20日、Nicoは同じ「The God Run 3」に、自キャラのレベルアップ禁止という追加制限を設けて再び挑むことにした。
今回のルールでは、レベル1でも使える武器やアイテムによってわずかばかりの戦闘力向上は図れるものの、基本的には最弱ステータスのまま最後までプレイすることになり、難易度はさらに増した。
Nicoは、普通にプレイしても強敵だらけのこれらのゲームを、連日6時間前後もプレイし続けてクリアを目指した。
そして、開始から2か月が経過した2月16日、ようやく縛りだらけのマラソンプレイはついにエンディングを迎えた。Nicoはカメラの前で「2年だ。2年かかったよ。これ以上はあり得ない」と号泣した。
死にゲーと言われるぐらいだから、これらのゲームで1度もダメージを受けずにクリアすることがかなり困難であることは想像に難くない。ましてレベル1縛りとなると、クリアしなければ先に進めないボスキャラ攻略も至難の業だ。しかし、登場するすべての敵キャラの行動パターンを覚え、それを見切って自キャラを操作し切れる集中力と忍耐力があれば、不可能ではないことをNicoは証明した。
もし、自分も同じようにノーダメージ・レベル1縛りでゲームをクリアしてみたいと思ったなら、2週間前にNicoが公開したノーダメージプレイの解説動画を見てみると良いかもしれないが、実際にチャレンジすることはあまりおすすめしない。ちなみに、Nicoいわく7作品のうち最も簡単なのは『Elden Ring』で、最も難しいのは『Dark Souls II』だそうだ。
- Source: dinossindgeil(Twitch)
- via: Ars Technica