IoT家電のラインナップを拡充へ

ハイアール、“IoT家電”日本展開。エアコンハイグレードモデル「MXシリーズ」発表、アプリ&音声操作対応

編集部:平山洸太

「MXシリーズ」

ハイアールジャパンは、家庭用ルームエアコン “huu” のハイグレードモデル「MXシリーズ」を3月1日に発売する。ラインナップおよび予想価格(税込)は以下の通り。

・2.2kW「JAA-MX225A」100,000円前後
・2.5kW「JAA-MX255A」110,000円前後
・2.8kW「JAA-MX285A」120,000円前後
・4.0kW「JAA-MX405A2」140,000円前後

日本市場へのIoT家電展開の第一弾として、無線LAN接続に対応するエアコンを発表した。同社はIoT家電で「住宅全体をコントロールする住宅型スマートホーム」をグローバルで展開。「今回の製品を皮切りに日本国内でIoT家電のラインナップを拡充する」そうだ。

IoT家電でスマートホーム実現を目指す

ブランド名である「huu」(フー)は、Haier Unlax U(You).の頭文字に加えて、「ふ〜」という安らぎの呼吸という意味も備えているとのこと。同社は2024年2月にルームエアコン市場に参入し、エントリーモデル「CSシリーズ」を投入。ラインナップ拡充として、新たにハイグレードモデルが追加される格好となる。なお今後、プレミアムモデルの追加も視野に入れているという。

フォトセッションの様子

IoT機能としては、エアコンを無線LANでインターネットに接続することで、スマートフォンアプリ「Haismart」から遠隔操作が可能になる。外出先からエアコンをオンにしたり、家中のエアコンをコントロールすることもできる。

専用アプリ「Haismart」から操作が可能

また、睡眠中の温度を30分間隔で選ぶことで、好みに応じて温度を変更できる「睡眠カーブ」といった機能もサポート。さらにAmazon AlexaやGoogleアシスタントに対応するため、スマートスピーカー等からエアコンのコントロールも行える。

ハイグレードモデルにおける新機能として、フィルターのホコリをブラシがかき取ってダストボックスに落とす「フィルター自動お掃除」も搭載。菌/ウイルス/花粉/PM2.5などをイオンで除去する「プラズマ空清」も新たに搭載する。

フィルターのゴミを自動でダストボックスに落とすことで、フィルターの目詰まりを抑えて省エネに貢献できるとのこと

AIを活用して快適性を追求する機能も採用。温度だけでなく湿度と日射のセンサーを搭載することで、温度/湿度/日当たり/時間を考慮してAIが最適な空間を保つ「AI快適自動」、快適に省エネ運転を行う「AIエコ」といった機能を備えている。

AIを活用して快適性と省エネを追求

油汚れやホコリを凍らせてから解凍することで汚れを落とす「Wフリーズ洗浄」、内部の水分を乾燥させてカビの発生を防ぐ「内部乾燥」といったメンテナンス機能も搭載。熱中症対策などに向けた機能として、室温の高い状態や低い状態が続いたときに自動で運転を行う「温度みまもり」も採用している。

なお、エントリーモデルであるCSシリーズの2025年モデルも3月1日に発売予定。IoT機能やAI機能は非搭載であるものの、Wフリーズ洗浄、内部乾燥、温度みまもりといった機能を備えている。ラインナップおよび予想価格(税込)は以下の通り。

・2.2kW「JAA-CS225A」70,000円前後
・2.5kW「JAA-CS255A」80,000円前後
・2.8kW「JAA-CS285A」90,000円前後
・4.0kW「JAA-CS405A2」110,000円前後

「CSシリーズ」

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