アップル、ヒト型ロボットを検討中？ 量産は2028年以降か

多根清史

@bigburn Yahoo!ニュース 個人 2025/02/13 13:11

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アップルは将来のスマートホーム製品として、ヒューマノイド（人間）型と非ヒューマノイド型ロボットの両方を検討していると著名アナリストが主張している。

これは同社のサプライチェーンに詳しいMing-Chi Kuo氏が、Xで述べていることだ。ただし、まだ社内では初期の概念実証段階（アイディアや技術が実際に機能するかどうか、基本的な可能性を検証）にあるとのこと。現在の進捗状況や一般的な開発サイクルを考えると、量産は2028年以降になるとKuo氏は予想している。

今回の予測は、アップルのロボット研究チームが、電気スタンドのようなロボットがまるで生きているように振る舞う動画を発表した直後に発表されたものだ。

BloombergのMark Gurman記者は、アップルがロボットアームにiPadのような画面を取り付けた卓上ロボットを開発中だと報じていた。早ければ2026年～2027年に発売されると述べており、Kuo氏の2028年以降との見解とはズレがある。

Gurman氏によると、卓上ロボットは主にSiriとApple Intelligenceで操作する予定とのこと。「私を見て」などの音声コマンドに対応し、ビデオ通話中にユーザーの顔にフォーカスを合わせ、異なる声も識別できるという。

数か月前、Gurman氏はアップルが2種類のスマートホーム・ディスプレイを開発中だと報じていた。その低価格モデルは小さなベースに正方形の画面を取り付けたiMac G4のような形状で、2025年内に発売。そして高価格モデルはロボットアーム＋大型ディスプレイで2026年以降に発売とのことで、「卓上ロボット」を指しているようだ。

ほか、アップルは「家の中を動き回る」ロボットにも取り組んでおり、「人型バージョン」も検討中だとも付け加えていた。

これらを総合すると、iMac G4のような低価格（といっても1000ドル程度と予想）スマートホームハブの発売が最も早く、次に卓上ロボット。注目のヒューマノイド型は製品化するどうかも不明で、実現しても量産は数年先のこと、といったところだろう。