しかしPS5 Proと同程度の価格になりそうな
「据え置き型Steam Deck」開発中? 性能はPS5やXbox Series Xに匹敵か
PCゲームプラットフォームSteamを運営するValveは、携帯ゲーミングPC「Steam Deck」シリーズを販売中だ。それに続き、PS5やXbox Series Xに対抗できるデスクトップ型ゲーミングPCを開発しているとの噂が報じられている。
主にSteam Deckの最新情報を扱うYouTubeチャンネルMundo Dでは、主催者のRafael Cruz氏が、Valveが新たなデスクトップPC、通称「Freemont」を計画している可能性があるという。その背景には、同社が次世代GPU「AMD Radeon RX 9070」用のドライバを開発中という事情があるとのことだ。
このGPUは最新のRDNA 4アーキテクチャを採用しており、NVIDIAのRTX 4070や4080に匹敵する性能があると予想されるものだ。そしてデスクトップ専用であり、モバイル機器は想定していない。
そしてPS5のグラフィック性能は、RTX 4070に匹敵するといわれている。もしもRX 9070がValveの新たなゲーミングPCに使われるとすれば、現世代のゲーム機と競争できるポテンシャルを持つことになる。
Cruz氏いわく、すでにSteam Deckは多くのユーザーにゲーム専用機のように使われている。Valveが新たなデスクトップPCを発売すれば、さらに多くのユーザーを取り込めるだろう。価格を800ドル~900ドルの価格帯に抑えて、Steam以外のプラットフォームも利用できるなら、ユーザーに仕事など多様な選択肢を提供する、との展望が語られている。
別のリーカーeXtas1s氏も自らのYouTubeチャンネルにて、ValveがRX 9070 GPU用のドライバに多大な労力を注いでいると述べている。
これに先立ち、大手掲示板RedditではValveがテレビに接続するデバイスを開発中している可能性が指摘されていた。このデバイスはコードネーム「AMD Lilac」として開発されており、AMD 8540Uチップが搭載されているとのベンチマーク結果も見つかっていた。
今回の噂話は、AMDがRTX 9070シリーズの価格を高く設定しすぎたとのリーク情報もあり、鵜呑みにはしにくい。が、ValveがSteam Deckよりは性能が高い据え置きゲーミングPCを投入し、新たな客層の開拓を狙うことは、一定の説得力がありそうだ。
- Source: MundoD(YouTube)
- via: Wccftech