大谷翔平PVから約4か月
アップル、「PowerBeats Pro 2」2月11日に正式発表か。心拍数センサー搭載の可能性
アップルは昨年秋、新型ワイヤレスイヤホン「PowerBeats Pro 2」を2025年発売と予告し、大谷翔平選手がイヤホンを装着してバットを振るティザー動画を公開していた。
その後に続報がなかったなか、本製品が2月11日(米現地時間)に発表する予定だとBloombergが報じている。
アップルの内部情報に詳しいMark Gurman記者は、米国価格は250ドルであり、2月11日に公開されると述べている。現行のPowerBeats Proはアップル傘下のBeats by Dr. Dreが提供する製品であり、スポーツやフィットネス愛好家を主なターゲットとしている。後継機も、そのコンセプトを踏襲するだろう。
Gurman氏によると、PowerBeats Pro 2にはAirPods Pro 2と同じH2チップを搭載するという。初代モデルよりもアクティブノイズキャンセリング機能が向上。さらにApple Watchを除いてはアップル製品初の、心拍数モニタリング機能を搭載すると伝えている。
上記のティザー動画では、2019年に発売され販売終了となった初代モデルと比べ、よりタテ長でスリムなデザインが明らかにされていた。
アップルはスペックの詳細を公表していないが、iOS 18ベータ版から複数の手がかりが見つかっていた。1つには、ワークアウト中の心拍数モニタリング機能だ。運動中にイヤホンを装着してトレッドミルなどのジム用マシンに接続すると心拍数が測定でき、iPhoneのヘルスアプリやその他の対応アプリで確認できるというものだ。
第2に、新たなデザインやユーザーインターフェースである。ほぼ前モデルと同じながら、Beatsロゴは物理ボタンからタッチセンサーに置き換えられた一方で、よりしっかりとフィットするよう調節できるイヤーフックを備えているようだ。
そしてカラーバリエーションはオレンジ、パープル、ブラック、ベージュの4色展開で、それぞれに応じた色の充電ケースが付属。Gurman氏が「印象的なオレンジを含む新色」と述べていることと符合している。
最近のBeatsヘッドホンを踏まえると、PowerBeats Pro 2は初代モデルよりも音質の向上、バッテリー持続時間の延長、iOSおよびAndroidでの「探す」機能の改善などが期待できそうだ。また充電ケースも、EUの規制に準拠するため、LightningポートからUSB-Cに変更される見通しだ。