2026年よりPS PlusのフリープレイはほぼPS5対応に

ソニー、PC版PlayStation Studios作品のPSNアカウント要件を一部廃止。一方ログインユーザーには特典提供

Image:Sony Interactibe Entertainment

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PC版のPlayStation Studiosゲーム作品に必須としていたPlayStation Network(PSN)アカウントへのログインを撤廃する。また、PSN加入者に毎月数本のゲームを無料提供するフリープレイにおいて、PS4専用作品を今後は少なくすることも併せて発表した。

ソニーは昨年5月、 PC版の『Helldivers 2』に対してPSNへのログインを必須にすると発表した際、プレイヤーから大きな反発を受けた。PSNはPlayStationユーザーにはメリットのあるサービスだが、PCゲーマーには加入する意味がないため、反発は当然といえば当然だった。

また、PC版ゲームでもPSNにログインをすることで、オンライン プレイの「安全性とセキュリティ」を確保できるとソニーは説明していたが、シングルプレイヤーゲームにその理屈を適用するのは少々説得力に欠けていた。

しかし、1月29日に投稿されたPS Blogの記事で、ソニーはこれまでの方針を転換。既発または今後発売するいくつかの作品でPSNアカウントの必須要件を削除することを明らかにした。

今回PSNアカウントなしでもプレイ可能となるのは『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク 』『Horizo​​n Zero Dawn Remastered』『Marvel’s Spider-Man 2』そして『The Last of US Part 2 Remastered』の4作品。これらではPlayStation Networkアカウントは「オプション」扱いとなる。ただし、それでもPSNにログインしてプレイするならば、プレイヤーにはゲームキャラクター用の装飾アイテムやゲーム内通貨などが特典として提供される。

なお、今後発売されるPC版のPlayStation Studios作品すべてでPSNログインが不要になるのかはまだ明らかではないが、PSNへのログインに対するインセンティブはさらに充実させていく予定だという。

ちなみに、PS Plusでは加入者に毎月3本ほどのゲームを無料提供するフリープレイと、数十の作品を自由にプレイ可能なゲームカタログ特典を現在提供している。2026年1月以降はPS4専用ゲームの提供を絞り込み、大半をPS5/PS4両対応もしくはPS5専用タイトルにしていくことも発表された。

一応記しておくと、月替わりのフリープレイ作品は一度ライブラリーに入れておけば購入した場合と同じ扱いになり、提供期間が過ぎても続けてプレイできる。一方ゲームカタログのほうは、カタログ内にある間はそのゲームを自由にプレイできるが、カタログ提供期間が終了したゲームはロック状態になり、再びプレイするには購入しなければならないという違いがある。

ソニーは、PS Plusには「独占割引販売、オンラインマルチプレイヤーアクセス、オンラインへのセーブデータ保管などが含まれます。PS5に重点を移す中で、皆さんに楽しんでいただけるよう毎月新しいPS5タイトルを追加していくことを楽しみにしています」とブログ記事で述べている。

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