いずれ画面からパンチホールがなくなる?

「iPhone 17」シリーズ、ダイナミックアイランドの大きさは「ほとんど変わらない」との噂

Image:Hadrian/Shutterstock.com

「iPhone 14 Pro」で初採用された「ダイナミックアイランド」は、Face IDと自撮りカメラのパンチホールを収納しつつ、アプリからの通知やアクティビティを表示する領域だ。ほかミュージックアプリ等の簡易UIも利用でき、使いやすさも向上している。

このスペースが、次期「iPhone 17」シリーズでも小さくならないと著名アナリストが主張している。

アップルのサプライチェーン情報に精通するMing-Chi Kuo氏はXにて、2025年後半に発売のiPhone 17シリーズ全体でダイナミックアイランドのサイズはほとんど変わらないと述べている。この発言は、iPhone 17に関して囁かれてきた噂話とは相反するものである。

投資会社Haitong SecuritiesのアナリストJeff Pu氏は、「iPhone 17」のProモデルではFace IDシステムに小型の「メタレンズ」が採用され、ダイナミックアイランドが大幅に小さくなると主張していた。メタレンズとは細かなナノ構造により光を収束させる次世代の平面レンズ技術であり、従来の屈折型レンズよりも大幅に厚みを減らしやすい。

ダイナミックアイランドの大きさは、iPhone 14 Pro以降ほとんど変化がない。アップルは最終的にパンチホールをなくすべく、画面下Face IDや自撮りカメラを目指しているといわれるが、実現できるかどうかは不明である。ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏は、2026年の「iPhone 18 Pro」モデルは画面下Face IDに移行するとの見解を示していた。

もっとも、iPhone 17シリーズは他にも大きな変化が予想されている。まず超薄型の「iPhone 17 Air」が登場し、全モデルで背面カメラが横並びになり、数年ぶりにデザインが一新されるとの噂がある

また標準モデルとAirは、ともにProモデルと同じく120Hz対応ProMotion(可変リフレッシュレート)ディスプレイを搭載する可能性が高まっている。すでにAndroidデバイスではミドルレンジ製品でも120Hz表示が普及しているが、ようやくiPhoneにもその波が及びそうだ。

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