値上げもします
Netflix加入者が3億人突破。2024年第4四半期で1900万人増
Netflixは、昨年10~12月の間に登録者数を約1900万人増やし、全世界加入者数が3億163万人に達したと2024年第4四半期の業績発表で明らかにした。さらに、有料のサブアカウント制度である「エクストラメンバー」の数を加えると、世界中のNetflix視聴者数は推定で7億人を超えると発表した。
また、Netflixは今回の発表をもって、四半期業績発表ごとに加入者数を発表するのをとりやめ「主要なマイルストーンを達成次第公表する」ことにすると述べた。
Netflixは2024年第4四半期に大ヒット作『イカゲーム』のシーズン2を配信したことや、6500万人が視聴したという『ジェイク・ポール対マイク・タイソン』のヘビー級ボクシングマッチおよびクリスマスのNFL中継などが特異に第4四半期の成功を牽引したとしている。
2025年も『ストレンジャーズ・シングス』や『ウェンズデイ』などのドラマの新シーズン、映画作品でもギレルモ・デル・トロ監督の『フランケンシュタイン』やアダム・サンドラー主演の『ハッピー・ギルモア2』などの配信が予定されている。
加入者にとって気になるのは、予想を上回る加入者数の増加にもかかわらず、今回の業績発表で米国、カナダ、ポルトガル、アルゼンチンでの料金の値上げを発表したことだ。今回の値上げに日本は含まれていないが、近年、動画ストリーミングサービスの値上げは毎年恒例の行事のようにな率津あるように思える。Netflixの共同CEOであるグレッグ・ピーターズ氏は、国際市場での最近の価格上昇は「順調に」進んだと述べた。
ピーターズCEOはさらに、ビデオゲーム事業にも言及し、『イカゲーム』など独自IPをベースにした物語性あるゲームの開発に注力するほか、『GTA』のような大型ライセンスタイトルや「クラウド配信されるテレビ向けのパーティゲーム」なども導入する予定だと述べた。