A17 ProやM3チップを在庫処分?

次期iPad AirはM3チップ搭載? 新型iPhone SEの名前は「iPhone SE 4」か

Image:Framesira/Shutterstock

次期iPad Airと無印iPad(第11世代)が準備中であり、うちiPad Airの搭載プロセッサーが確認されたと著名リーカーが示唆している。

著名なテック系ライターEvan Blass氏は非公開のX投稿にて、未発表の11インチiPad Air、13インチiPad Air、第11世代iPadに言及したソースコードと思しき画像をシェアしている。

この情報をどこから入手したかは不明だが、同氏は「@evleaks」のアカウントのもと、数々の確かなリーク情報を発信してきた。たとえば2020年には、iPhone 12シリーズとHomePod miniが正式発表される数時間前に、公式マーケティング画像を投稿していた。

今回のリークで注目すべきは、次期iPad AirにM3チップが搭載されると示されたことだ。

アップルはM3をMacに投入してから約半年後、iPad ProにM4チップを搭載し、早々に世代交代させていた。それはTSMCの高価で歩留まりが低い第1世代3nmプロセス「N3B」(M3に使用)から第2世代の「N3E」(M4やA17 Proに使用)への移行を急いだためと見られている。

そこから、次期iPad AirにもM4チップが搭載されるとの見方もあった。実際、2022年にはiPad ProとiPad Airの両方にM1チップが採用されていた前例もある。だが、今度はM3チップが搭載されるようだ。

かたや第11世代iPadにつき、今回の画像はどのチップを採用するかを明らかにしていない。

BloombergのMark Gurman記者は、Apple Intelligenceが動かせるように、A17 Proと8GB RAMが搭載されると述べていた。このA17 ProもN3B製造チップであり、意外と受け止める向きもあったが、アップルはM3と合わせて在庫処分するつもりかもしれない。

また、このリーク情報は第4世代iPhone SEの噂話も裏付けている。「iPhone SE(4th Gen)」と表記されているが、製品版もこの名前となるのか、それとも「iPhone 16E」となるのかは興味深いところだ(アップルが正式発表前に急きょ製品名を変えることは珍しくない)。

現行の第10世代iPadは2022年10月、M2搭載iPad Airは2024年5月に発売された。これらの次期モデルは今年3~4月に発表する可能性が高いとみられるが、いずれも大きなデザイン変更があるとの噂は出ていない。また、廉価iPadについては、専用のMagic Keyboardがついに登場するようだ

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